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世田谷の芦花公園にあった「アイバンラーメン」といえば、アメリカ人店主が作るこだわりのラーメンで名を馳せたお店。

現在、店主だったアイバン・オーキンさんは故郷のアメリカに帰国し、ニューヨークでふたたびラーメン店「Ivan Ramen」を営んでいます。

今回YouTubeからご紹介するのは、こうしたバックグラウンドを持つアイバンさんならではといえるレクチャー動画。ラーメンを食べるアメリカ人たちに向けて「正しいラーメンの食べ方」を伝授しているんです!

私たちにとっては当たり前でしかないラーメンの食べ方、海外の人たちにとっては実は“目からウロコ”だったりするのかもしれません……。

【極意その1:食べるのに40分もかけるな!】

ニューヨーカーたちは、ラーメン一杯を食べるのに20分から40分もかかるそう。私たち日本人は「ラーメン屋に長居する」という発想はないし、特に人気店で行列ができていたりすると急いで食べてお店を出ることも多いだけに、これは日本と大きくちがうところです。

【極意その2:箸、レンゲを使いこなせ!】

では早く食べるにはどうしたらいいか? アイバンさんはフォークではなく箸とレンゲをうまく使うようアドバイス。

そして食べるときはモタモタせずに、モーニングコーヒーを飲むときのように口を「O」の形にしてすするようにと言っています。

ただ、箸で麺を持ち上げてズズーッとすするという行為……これ、私たちにとっては簡単でも海外の人たちには難しそう。そこでアイバンさんはレンゲの上に麺や具を乗せて、レンゲを口の近くに持って行って食べるよう薦めています。

【極意その3:美しく食べようとするな!】

そうそう、ラーメンを食べるときにいちばん重要なこと。それは「美しく食べるのではなくおいしく食べること」。食べてるときの表情や身なりにかまっていたら、せっかくの絶品ラーメンも台無し!

アイバンさんも動画で「美しく食べようとするな。顔にスープや油がはねてセクシーさがなくとも、隣に座ってる女の子も同じようになってると思えば平気さ」と言っています。

【みんなのコメントは?】

この動画に対してYouTubeのコメント欄にはさまざまな意見が。

・アイバンさんのアドバイスは本当の話で、、5分以内に食べないと、麺がスープを吸ってしまって、グダグダになってしまうからな。日本で外国の人がラーメン食べてるの見ててこれは私も気になってた。
・ラーメンを食べるときの極意は「とにかくとっ散らかしながら食べる」ってことだ
・たとえラーメンを食べるときに音を立てるのが正しい考えだとしても、私はそれでもしたくない……
・自分も含め、すべてのアジア人はこんなふうに食べるよ
・レンゲなんぞ使わずに、豪快にすすれw
・何かを食べるのに「正しい方法」なんて特にない。でも、特定の食べ物には伝統的な食べ方がある。そして誰もが何らかの形でその方法に従っているものだ
・好きなように食べればいい!! すするのを忘れずにね

食べ物をどう食べるかはその人次第。でもラーメンなど麺類に関しては、パパっと食べたほうが麺が伸びることなく、おいしくいただけるのはたしか。今後ますます日本のラーメン文化が世界に広まっていく中で、アイバンさんのレクチャー動画が参考になる外国人も多いかもしれませんね。

参照元:YouTube(Bon Appétit
執筆=鷺ノ宮やよい (c) Pouch

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