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誰もが知っている童話の代表格『3びきのこぶた』。

我が子を自活させるべく外の世界へと送り出した、母さんぶた。こぶたの3兄弟はそれぞれ、わらの家、木の家、レンガの家を建てて生活を始めますが、そこへ悪いオオカミが登場。兄弟をピンチへと陥れるのです……。と、このストーリーはおそらく、みなさんも知ってのとおり。

ではここで質問です。みなさんは、ぶたとオオカミの立場が逆転している絵本『3びきのかわいいオオカミ』を、ご存知でしょうか?

【怖いぶたと、かよわいオオカミ!?】

冨山房から出版されている絵本『3びきのかわいいオオカミ』。絵本作家のほか、犯罪学者としての顔も持つユージーン・トリビザスさんの物語に、人気画家ヘレン・オクセンバリーさんが絵をつけた作品です。

この絵本を、こだまともこさんが訳した日本語版が発売されたのは1994年のこと。「こぶた」と「オオカミ」をそっくりそのまま入れ替え、愉快なパロディーへと仕上げた『3びきのかわいいオオカミ』は、幼稚園や小学校などを中心に、長く親しまれてきました。

【どんな絵本なの? Amazonレビューでチェック】

ウェブサイト「絵本ナビ」によると、このお話には “かわいいオオカミ” たちの暮らしをおびやかす、わるい “おおブタ” が登場するようです。これは一体、どういったキャラクターなのか。そして結末は本家と大差ないのか、それとも全く異なるのか。

いろいろと気になるところですが、ひとまずここで、こちらの絵本が販売されているAmazon.co.jpに寄せられたレビューを見てみることにいたしましょう。

「いつも悪者にされてるオオカミが、この絵本の中ではとってもまじめでかわいい。逆にブタの悪さが半端じゃなくて、ある意味爽快です」
「単にパロディにとどまらない、何かしらプラスαを感じさせてくれます」
「低学年にはもちろん、5・6年生にもウケました」
「元ネタであろう『3びきのこぶた』に漂っていた牧歌的ムードを覆す潔さです。図書館で笑い転げてしまいました」

絵本についた星の数は4.6。レビューを寄せた54名のうち43名が5つ星をつけているあたりに、人気の高さが伺えますよね!

【ツイッターでも話題です】

また『3びきのかわいいオオカミ』はツイッターでも話題となっておりまして、「悪いぶたの破壊力がすごすぎてお腹が痛い(笑)」「これは大人が笑ってしまう!」と軒並み好評。

こちらの絵本は、ちょびっとだけなら、ウェブサイト「絵本ナビ」で試し読みすることができます。会員登録すれば、全ページ読むことができるみたい!

極悪なぶたと、まじめでかわいいオオカミ3兄弟。彼らが一体どのような運命をたどるのか、その結末は、あなたがその目で確かめてみて。

参照元:Amazon.co.jp絵本ナビ
執筆=田端あんじ (c)Pouch