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業務中、あるいは通勤中に負傷をすること。またそれが原因となって病気になったりすることを、労働災害(以下、労災)といいます。時折ニュースなどで耳にする「機械に指を挟まれる事故」なんかは、まさにそれ。

その労災を疑似体験して、危険に対する注意力を高めよう。そんな発想のもとに生まれたのが、(株)ソリッド研究所による労働災害疑似体験VRシステム『セーフマスター』です。

【起こりやすい事故をヴァーチャルで体験】

同社ホームページ掲載の資料を見てみると、『セーフマスター』で疑似体験できるのは、「はさまれ事故」そして「巻き込まれ事故」。

製造現場で起こりやすいこれらの労災事故を再現、CGの手を自分の手と錯覚することで、事故をVR体験できるという仕組みです。

【正直、体験したくないよう】

危険領域にCGの手が近づくと、画面上にリアルな事故が発生。まるで自分の手が事故に巻き込まれたような “錯覚” を引き起こし、臨場感のある “ヒヤリ・ハット” を体験できる、といいます……って、めちゃめちゃ怖いわ!貧血起こすわ! 

たしかに注意力だけは否が応にも高まりそうだけど、想像力がありすぎる人だと、恐怖感が先立って、機械に触ることすらできなくなっちゃいそう。

【気を引き締めるにはいいのかも】

労働安全衛生法が改正されたことを機に開発されたという『セーフマスター』は、登場してからすでに数年が経過しているようで、その活用分野は、製造現場における労働災害防止の教育研修や、過去におきた労災事例の分析など、さまざま。

疑似体験とはいえ、いちどでも自分の手が機械にはさまれたり巻き込まれたりするという感覚を味わえば、よりいっそう気が引き締まることは確かですし、いま行っている作業の危険性について、改めて確認することもできます。

【ツイッターの声】

だけど……記者(私)の感想としては、この機械、ただただ怖い。ツイッターでも話題となっていたようで、コメントも続々集まっておりました。

「ひっ!」
「こえぇ」
「実際に体験しないとわからんもんね これは正しい」
「仕事辞めてしまいそう」
「リアル感のさじ加減を間違えると再起不能になりそう
「手袋に電極つけて、パルス流して痛みも体験。とかできそうですね」
「一人称視点で自分の指が旋盤に巻き込まれる様子とか見たらトラウマになりそう」

【みんなはどう思う?】

アリかナシか。意見は案の定、賛否両論に分かれているようですねぇ。

さてさてみなさんはこのVR体験、どう思う? 個人的には「トラウマになりそう」という言葉に、大きく頷いてしまいました。そもそも血を見るのが苦手で、採血するたび卒倒しそうになるような人間なもんで、ね。

参照元:(株)ソリッド研究所 [1][2]YouTube
執筆=田端あんじ (c)Pouch

▼まずは動画で体験☆(やや閲覧注意! 血に弱い人は見ない方がいいかも)