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みなさんに、ほんのちょっぴり嬉しい(?)お知らせ! 来年の元日は、いつもより1秒長い日になるんだって!

総務省の発表によれば、2017年1月1日(日)、1年6ケ月ぶりとなる「うるう秒」の調整が行われるとのこと。ちなみに最近では、1年6ケ月前となる平成27年(2015年)7月1日に行われたのだそうで、これが元日に実施されるのは平成21年(2009年)以来のこと。

つまり、元旦に調整が行われるのは7年ぶりなんだって!

【うるう秒ってなあに?】

そもそも「うるう秒」って、なんなのよ。そう思われた方もきっと、少なくないことでしょう。

総務省のサイトによれば、時刻はかつて地球の公転・自転に基づく天文時から決められていましたが、1958年より原子の振動を利用した原子時計に基づく国際原子時が開始されました。

これによって、1秒の長さが非常に高精度なものとなった結果、原子時計に基づく時刻と天文時に基づく時刻との間で、ずれが生じるようになったのだそうです。

そこで、原子時計に基づく時刻を天文時とのずれが0.9 秒以内におさまるように調整を行った時刻のことを、世界の標準時(協定世界時)として使うことになっているのだそう。

そして今回、その調整を行うために「うるう秒」の挿入が行われるというわけです。

【世界で一斉に行われるんだって】

いつ「うるう秒」の調整を行うかについては、地球の回転の観測を行う国際機関で、フランスのパリにある「IERS」が決定。これを受けて世界で一斉に「うるう秒」の調整が行われています。

また、これに合わせて、日本の標準時の維持・通報を実施している「NICT」も、日本標準時に「うるう秒」を入れて調整するのだそうです。

【かなり前からやってます】

なお、この調整は、1972年から数年に1回程度行われているみたい。し、知らなかった。

たかが1秒、されど1秒。来年の元日になったら、このことをぜひ、思い出してね!

参照元:総務省、IERS [1][2]
画像:ぱくたそ
執筆=田端あんじ (c)Pouch