イタリア・ミラノで開催されたファッションショーのランウェイに、ニキビ顔のモデルが登場。しかも1人ではなく全員の顔が、真っ赤なニキビでいっぱい! これっていったいどういうことなの!?

ニキビモデルたちが注目を集めたのは、マレーシアをベースに活動するデザイナー、モト・グオ(Moto Guo)さんによるブランド「モト・グオ」の、2017年春夏コレクション。

【本物ではなくメイクです】

よくよく見ると、どうやら彼らは本当にニキビ顔なわけではなく、すべてメイクで作られたもののようです。

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ファッションショーというと、街を歩くスタイルでは見かけないような、奇抜でへんてこりんなヘアメイクやコーディネートがたくさん見受けられるけれど、今回の “ニキビ顔メイク” も、なかなか衝撃的ですよね。

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【好意的な意見もある一方で……】

一体なぜ、そもそも美しいモデルたちの顔を、ニキビで覆ってしまったのか。その真意は、よくわかっていません。

海外サイト「Mashable」では「ありのままの美しさや、ノスタルジアを表現したかったのでは」と推測。また、今年になってイギリスで流行しているヘアスタイル「アンチグルーミング(わざと整えていない、グランジな髪型)」と共通しているように見える、とも。

【否定的な意見も】

その一方、海外メディア「Metro」では「ニキビが最新流行だなんて書きたてているメディアが多いことが腹立たしい。しかしもっと怒りを覚えたのは、 “顔を数週間洗っていないように見える” というふうに、ニキビは汚いものであるという表現を用いていることだ。それにニキビは、ティーンだけが経験するものではない」と伝えています。

【ネットの声】

ふむ、たしかにニキビは大人になってからも出来るものですし、その点だけを踏まえれば、“ノスタルジックな存在” というわけではないかも。

しかしまあ、このようにいろいろな意見が出るのは、インパクトがあって注目を集めていたという証でもあります。インスタグラムユーザーたちも、続々とコメントを投稿しているようです。

「クール!  “恥じてはいけない” というメッセージを感じる」
「美は完全なるもの、ではないもんね」
「欠点や欠陥は、私たちをより人間らしくする」
「悪趣味だし失礼だ」
「メイクの技術自体は素晴らしいけれど、ニキビで苦しんでいる人がたくさんいる以上、こういった表現は好ましくないと思う」
「なんでデザイナーは、本当にニキビのあるモデルを選ばなかったの?」
「デザイナーの意図がよくわからない」

ここでもやっぱり賛否両論、まっぷたつ! 

さてみなさんはこのニキビメイクをどう思う? ちなみに記者(私)は、メイクだとわかってはいても、ただただ痛々しいと思ってしまいました……。

参照元:Instagram検索「#motoguo」MashableMetro
執筆=田端あんじ (c)Pouch