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本日9月29日は洋菓子の日! 三重県洋菓子協会が2002年に制定したものなのだそうです。

さて、洋菓子といえばケーキですよね。じつは私の実家はケーキ屋なんです。小学生のころ、父親がコックさんの服でお迎えに来てくれた時は、少し恥ずかしいと思った反面、すごくカッコイイなぁという気持ちでいっぱいになりました。

そこで今回は、ケーキ屋の娘である私が感じた「ケーキ屋の娘あるある」をご紹介します。親がケーキ屋さんていいなぁって言われるけど、その本音を暴露しまぁす!

【ケーキ屋の娘にありがちなこと】

1. いつもケーキが食べられる
2. いつもクッキーやボンボンショコラを食べられる
3. その結果、誕生日にケーキは出ない(出なくていい)
4. 余った生クリームは冷凍してアイス感覚で食べる
5. 余ったクッキーやケーキの切れ端は最高のオヤツ
6. ケーキを冷凍してアイスケーキにするのが夏の定番
7. その結果コンビニなどのお菓子に興味ゼロ
8. スナック菓子も興味ゼロ
9. 給食のデザートも興味ゼロ
10. チェーン店のケーキ屋さんも興味ゼロ
11. コース料理のデザートにケーキは絶対に選ばない
12. しかし、和菓子は別格だ!
13. 和菓子は滅多に食べないから好きになる
14. あんこ最高!
15. きな粉最高!
16. でも父親の作ったケーキがいちばん!!
17. しかし本人には恥ずかしくて言えない
18. 家族旅行が「他県の美味しいケーキ屋さん巡り」の旅だった
19. 「ケーキ屋の娘って虫歯すごそう」と心配されるが虫歯はできなかった
20. 「ケーキ屋の娘って太りそう」と心配されるが特に太らなかった
21. 「ケーキちょうだい」って言われ続けるけど、親の苦労をみると買ってくれと思う
22. 小中学校の職業体験にうちのお店が選ばれる
23. 父親から常にケーキの匂いがする
24. 洗濯物からもケーキの匂いがする
25. 自分の名前のケーキが発売される
26. そのケーキの味が微妙で落ち込む
27. 友達がケーキを買いに来ると親がサービスしすぎて心配になる
28. ウエディングケーキの配達でいろんな結婚式場に行けて楽しい
29. クリスマス前は準備が大変で眠れない
30. この時期、昼夜問わずケーキに囲まれる
31. クリスマスが終わるとケーキ屋は打ち上げ。それが元日
32. 正月三が日のパーティー感がすんごい
33. バレンタイン前も準備が大変で眠れない
34. 小学生の時はクラスの全員にチョコをあげた
35. 彼氏ができると「お父さんのチョコが食べたい」と言われる
36. わたしもお父さんのチョコを食べてほしい、と思う
37. どんなに頑張ってお菓子を手作りしても、父親の作ったものにはかなわない
38. お菓子を作りたいと思わなくなった
39. じつは友達の作った手作りお菓子が苦手だった
40. なので友チョコの文化が苦手
41. そもそも友達も「ケーキ屋の娘にあげたくない」と言われて利害が一致
42. だけど、大人になって手作りお菓子に挑戦したらその大変さに涙した
43. お父さんも友達もすごいなぁと改めて知る
44. いつもバースデーケーキを注文していた人がウエディングケーキの注文をしにきた
45. ウエディングケーキを注文した夫婦が子供のバースデーケーキを注文にきた
46. それ、同い年の同級生
47. いつかお父さんにウエディングケーキをつくってもらたいと思うが予定がない
48. お父さんと同じ味のケーキが世界中にどこにもないと思うと泣ける
49. でも習えるほどの技術が無いので職人の弟に期待する
50. ケーキを買う人はみんな笑顔で買う人が多い
51. ひとを笑顔にする仕事っていいなと思った

以上、ケーキ屋の娘にありがちなことでした。

私は幼い頃から「ケーキ屋継がないの?」と聞かれましたが、全く継ぎたいとおもったことはありません。大変そうだから、というよりは、父の作るケーキが美味しすぎてやる気が起きなかったというだけです。そんなこと恥ずかしくて本人には言えないけどね。

撮影・執筆=百村モモ (c)Pouch