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近ごろ問題視されている「ソーシャルハラスメント」を、あなたはご存じでしょうか。もしかしたら、すでに経験しているという方もいたりして?

ITソリューション企業「大塚商会」のホームページによると、フェイスブックなどのSNSを通じて、上司が部下に友人申請。承認しないと「なぜ私を承認してくれないのか」と迫るといった事例のことを指すのだそうです。「SNSハラスメント」と言われることもあるそう。

【みんなはどうしてるの!?】

ツイッターやインスタグラムならアカウント名を本名にしなければ済む話ですが、実名主義のフェイスブックだと、どうしても見つかってしまいやすい。

それとなく断りやすい同僚ならまだしも、上司となると、ちょっぴり厄介。世間のみなさんは上司にフェイスブックで友人申請されてしまったら、どんな選択をとっているのでしょう。アンケートサイト「みんなの声」の調査「上司からSNSの友人申請、どうする?」に、その答えがありました。

【「放っておく」が1位! しかし「イヤだけど承認する」も多い】

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総合ランキングで1位となったのは、「放っておく」。全体の4割にあたる8,171票を勝ち取っている一方で、2位の「イヤだけど承認する」は7,160票。その差は1,000票ほど、という結果となっています。

一方10代および20代にしぼって見てみると、1位となったのは「イヤだけど承認する」。結果から推測するに、この問題にもっとも直面してきているであろう世代なのではないでしょうか。

【20代編集部女性の話】

そこで20代の生の声を聞くべく、Pouch編集部の百村モモに「ソーシャルハラスメント」にまつわる体験談を聞いてみたよ!

「前の前の会社で『友達申請されて困る』という同僚の話を聞き、それ以来新しい会社に入る前は、会社の人間の名前をネットで調べて即ブロックするという対応をしています」
「申請されたときは……どうしようかなーーーーと悩み、そのまま放置。『なんで許可してくれないの?』と聞かれたら、同僚には『会社の人は拒否しています』と言ってお茶を濁しますが、上司だったらしぶしぶOKしてしまっていました。でもそれに気を使ってSNSやらなくなるっていう」

そうだよね。プライベートも四六時中監視されているみたいだし、SNSを開く気にもなれないよねぇ。今の時代、こういった悩みを持つ人はおそらく少なくないのでしょうし、そろそろ社内ルールに規制が設けられてもいい時期なのかもしれません。

【私は人間関係がわずらわしくてフェイスブックをやめました】

ちなみに30代の私は、登録後に友人関係や仕事関係、過去の恋愛相手など、ありとあらゆる繋がりから友人申請が来て辟易したことをきっかけに、フェイスブックを退会したという過去があります。

繋がりたい縁もあれば、再び繋がりたくなかった縁もある。人間ですからそういったことも少なくないのに、友人申請の通知や昔知り合った人たちの投稿がじゃんじゃん流れてくる……別に知りたくもないのに。こうなったらもう、逃げるしかねぇな!

そんなこんなで、今SNSで利用しているのはツイッターのみ。快適なこと、このうえないです♪ こういった経験上、「上司が友人申請してきたら……」と想像するだけで震えがきます。もちろん、可能なかぎり無視するけども。

参照元:みんなの声大塚商会
執筆=田端あんじ / 画像=Pouch (c)Pouch