kagi
先日、警備サービス会社「セコム」がツイッターにこんなツイートを投稿しました。

「9月に松山市マンションで女子大生の部屋に男が侵入、鉢合わせし逃走。 翌日警察は自首の男44歳を合鍵使い侵入の住居侵入容疑で逮捕。男は事前に女性宅訪問。管理会社社員装い鍵見せさせ製造会社と刻印ナンバー覚えインターネットで合鍵注文。」

セコムは同時に「鍵は人に見せない用心を」と注意喚起しています。というのも、合鍵は元になる鍵がなくても、番号と製造業者がわかれば作れちゃうようなのです。

【元の鍵がなくてもコピーできる】

スペアキーを作りたいときななどに便利な、合鍵作製のお店。繁華街に行けば必ずといっていいほど目にしますし、今ではネット通販もあります。

私も合鍵作製をお願いしたことがありますが、必ず合鍵の元になる鍵を持っていかないと作れないものだと思っていました。しかし、鍵の種類にもよりますが、鍵の持ち手などに刻印されている鍵番号と製造業者さえわかれば合鍵は作れることが、ある鍵業者による情報として、今回の事件を報じる日経新聞の記事に掲載されています。

【SNSへの写真アップは要注意】

鍵番号と製造業者がわかれば、合鍵を作れる。この現実を踏まえると、鍵の写真をTwitter や Instagram、Facebook などSNSにアップするのはやめた方が良さそうです。

鍵そのものの写真でなくても、例えば、かわいいキーホルダーを見せるつもりだった写真に、鍵番号などが写り込む可能性はそれなりにありそうですし、他の投稿で、個人や自宅などを特定できる情報を発信していたとしたら……。考えるとゾッとします。

また、友人や知人しか見られない限定公開であっても、投稿は避けた方が無難だと思います。身近な人だからこそ、つい魔が差してしまうことも……。

自分のこと、家族、同居人のことを守るために、鍵はむやみに他人に見せない。この用心の大切さを知ることができました。

参照元:Twitter @SECOM_jp日本経済新聞
Photo:ぱくたそ
執筆=鷺ノ宮やよい (c)Pouch

▼セコムのツイート

▼鍵の画像をSNSに投稿するのもダメ、絶対!!