noodle
皆さんはゴリラズ(Gorillaz)というバンドをご存じでしょうか? アニメキャラクターとして描かれたメンバーの2D(ツー・ディー)、マードック、ヌードル、ラッセルの4人からなる架空のカートゥーン・バンドです。

手がけているのはイギリスのロックバンドblur(ブラー)のメンバー、デーモン・アルバーンさんと、漫画家&イラストレーターのジェイミー・ヒューレットさん。2001年にリリースしたファーストアルバム『ゴリラズ』が大ヒットを記録し、世界中に熱狂的なファンを獲得しています。

そのゴリラズが先日、メンバーの女性ギタリスト・ヌードルさんを主役に据えた “ザ・ブック・オブ・ヌードル(The Book Of Noodle)” なる作品をツイッターとインスタグラムに発表。なんとこれ、日本を舞台にした内容なんです!

……うーん、ちがうな。「ひと昔前の海外の人がイメージするニッポン」といったほうが正しいかしら。私たちからすると「こんなん日本ちゃうわ!」って言いたくなるんですが、毒々しい映像が刺激的で最後まで目が離せなくなっちゃいます。

【12回の投稿で完結するビジュアルブック】

“ザ・ブック・オブ・ヌードル(The Book Of Noodle)”は、全12回の投稿で一冊のストーリーになるビジュアルブックのような作品。

View this post on Instagram

#TheBookofNoodle

A post shared by Gorillaz (@gorillaz) on

ストーリーを簡単に説明すると……プラスティックビーチでの死闘の後、ヌードルは魚臭い奇妙な日本の漁村で目覚めた。チヨコという名の海女によって介抱され回復した彼女は、そのお礼に海女の仕事を手伝うことに。しかしある日、深海で古代の悪魔として封印されていた「マドゥー」を解き放ってしまう。

マドゥーは想像を絶するほど邪悪であると聞いたヌードルは、打倒マドゥーを決意。しかし人間に化けることができるマドゥーを倒すには、ヤツの頭と体を切り離さなければいけないという。やっとの思いでマドゥーを見つけたヌードルは東京へ向かうことに……。

といった感じ。

【キル・ビル好きな方はぜひ!】

ここで登場する東京の風景がなんともスゴい! 変なお面つけたゲイシャにスモウレスラー、窓からは高層ビルが見え、なぜかセーラー服着て眼帯した女子高生もいる……。

これはアレです、『キル・ビル』の世界観をほうふつとさせるものがあります。あの「ちょっと(かなり)おかしなニッポン」に魅力を感じた人は、この映像にもワクワクしちゃうはず! ただし、ヌードルさんが日本刀で首を斬るシーンがちょいとグロいので、苦手な方はご注意ください。

この一連の投稿は6年ぶりの新アルバムへの布石ではないか? とも言われているゴリラズ。今後どんな動きがあるのかにも注目です。

参照元:Twitter @gorillazInstagram @gorillazNME
執筆=鷺ノ宮やよい (c) Pouch

▼【ちょいグロ】ゴリラズが投稿した“ザ・ブック・オブ・ヌードル”