中国中部にある秦嶺山脈(しんれいさんみゃく)で発見されたのは、見なれた白×黒ではなく、茶色のパンダ!

海外サイト「Daily Mail Online」によると、チーザイと名付けられた茶色のジャイアントパンダは生後2カ月で母親に捨てられてしまったのだそうで、そのまま野生生物レスキュー隊によって保護されたとのこと。

現在7歳となったQizaiは成長する中で他のパンダからイジメられたりもしたそうですが、今はその心配もなく、のびのび暮らすことができているみたいです。

【今はジャイアントパンダゆかりの土地で暮らしているよ♪】

チーザイの今の住まいは、陝西省(せんせいしょう)にある仏坪(フォーピン)自然保護地区。

海外サイト「トラベル チャイナ ガイド」によれば、1万9240ヘクタールにもの広さを誇るこの地には、現在は約100頭のジャイアントパンダが生活しているよう。パンダのほかにも珍しい動植物が多数いて、複雑な生態系を形成しているんですって。

【飼育員さんにものすっごく愛されているようです】

体重約99kgとなったチーザイは、毎日竹をもりもりと食べてスクスク成長しているみたい。「動きは他のパンダに比べてかなり遅いけど、とっても可愛い」「優しくて魅力的」と、担当の飼育員さんが話していたそうで、めっちゃ愛されてるう!

【茶色のパンダ発見はこれが初めてではなかった】

実は秦嶺山脈で茶色いパンダが発見されたのはチーザイが初めてではなく、1985年にはダンダンという名のメスが見つかっています。さらに、この2頭以外にも、茶パンダが複数生息していたことが確認されているそう。

茶パンダの胸元はダークブラウンで、腹部はライトブラウン。四川省の白黒パンダと比べると、頭は丸く歯は大きめ。猫のようにも見えるという彼らは少なくとも100頭は存在していると予想されていて、「国宝級の美しさ」とまで称賛されているほどなのだとか!

【チーザイの母パンダは茶色じゃなかったらしい】

「Daily Mail Online」によると、一部の研究者たちは「茶パンダは遺伝子の突然変異によって誕生した」と推測しているのだそうですが、今のところ真偽は謎のまま。チーザイの母親は普通の白黒パンダだったようですが、一体どういうわけで、茶色になったのか、これから研究が進められていくそうですよ。

参照元:Travel China GuideDaily Mail OnlineFacebook
執筆=田端あんじ (c)Pouch

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