hk2

全国のいろんな市や町が、話題狙いのPRムービーを制作するケースを最近よく目にします。なんとか目立って観光客を呼ぼうということなのですが、しかしなぜかそこに「京都」が乱入した模様です。

平安時代に京都で暮らしていた3人の麻呂たちが、ひょんなことから現代へトリップ。あまりの楽しさに平成の世にとどまることを決意、ついでに京都市の魅力を世界に広めようと日々奮闘し続ける……そんな彼らの名は、「平成KIZOKU(へいせいきぞく)」!

京都市PRのために作られたというパフォーマンスユニット「平成KIZOKU」は、麻主麻呂(ましゅまろ)、麻呂八華(まろやか)、麻倶呂(まぐろ)の3名。

名前や設定からして脱力感あふれる感じですが、ビジュアルはもっとスゲーーーー。

【インパクトがものすごいです】

平安貴族だから、眉毛はマル! 顔は真っ白! 時代劇に出てくる、「マロはマロは」言うイヤミな悪徳貴族のアレです! 平安貴族がそんな姿を本当にしてたのかはわからないけど、まあインパクト強いわ。

そんないでたちで、華麗なブレイクダンスを披露したりもする彼ら。才能の、そして京都市予算の無駄遣い感ときたら……!

【「パリピ」「女好き」夢は漁師」な3人組】

現在公式サイトには「平成KIZOKU」メンバーのプロフィールが公開されているのですが、これがもう、どこからツッコめばよいのかわからないカオスっぷり。

hk

たとえばリーダーの麻主麻呂は既婚者なのにパリピ、しかも「平成KIZOKU」の活動以外はやる気なしで働かない。グループ1のイケメン・麻呂八華はキレやすく、女好きで八股しちゃうこともしばしばなのだとか。

そしてオシャレ番長でグルメでもある麻倶呂はひそかに漁師に憧れているそうで……ってか、名前、麻倶呂(まぐろ)だもんね。ベッタベタだよね。

【ハイレベルなダンスにご注目を!】

このように、どう見てもふざけている「平成KIZOKU」ですが、演じているのは世界的ダンスパフォーマーの「TRIQSTAR(トリックスター)」のみなさん。だからダンスの腕前は本物どころか超一流、圧倒されてしまうこと必至なんです。

設定と見た目のアホさかげん、そしてキレッキレな動きという激しいギャップにクラクラ! これを出すことに決めた京都市の突きぬけっぷりに敬服です。

しかし、こんなことしてまで観光客を呼ばなくても勝手に来るんじゃ……? なんて思うのは私だけかしら。

参照元:平成KIZOKU 公式サイトYouTube
執筆=田端あんじ (c)Pouch

▼ウェブ限定ムービー「京都に住んで良かった」編 ロングバージョン

▼「若冲生誕300年記念事業」 編

▼「保育が充実」編