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2016年12月20日に最終回を迎えたTBS系ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』は、最後というだけあって内容が盛りだくさん!

胸に迫るシーン、「わかるよわかる!」と激しくうなずいてしまったシーン、「ええ!」と仰天してしまったシーン、そして号泣したシーン。

感情がくるくると変化して忙しかったけれど、最終的にはみんながハッピーになって、幸せな気持ちで眠りにつくことができました。来週の火曜からは、みくりと平匡さんに会えないのか……そんなのやだよう!!

【まさか『真田丸』が出てくるとは(笑)】

みくりが外で働くようになったことで起きた「共働きによる家事問題」に「最低賃金問題」など、私たちの身近にある問題を深く掘り下げてゆくところは見ごたえがあったし、大河ドラマ『真田丸』やTBSでかつて放送されていた『東京フレンドパーク』ネタをブっ込んでくるなど、演出にもじわじわ。

そのほか最終回で印象的だったシーンは次のとおりです。

【個人的に印象的だったシーン】

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・みくりの話や提案をきちんと聞いてくれる夫・平匡さんの姿勢に感動。夫婦だからこそ、見ないふりをしないできちんと話し合うことが大切なのだと実感。

・家事がおろそかになったことを平匡さんはなにも責めてはいないのに、自分で自分を責めてしまうみくり。自分のダメなところを見られて、好きな人に嫌われてしまうのではないかと悩む姿に共感し、涙。

・妄想シーンで登場する平匡&みくりの子供の名前が魚(カツオ、イサキなど)。サザエさんかよ。

・みくりが手にしているマジック「マッキー」が「ガッキー」になってる。芸が細かい。

・平匡さんの上司・沼田さん(古田新太さん)のメール相手である “ユリちゃん” が、みくりの伯母の百合ちゃんのことではなかった衝撃。

【全女性が泣いた! 百合ちゃん最高!】

最後のは、マジでひっくり返りそうになりましたよ本当に。このように、いいシーンが数多くあったなかでも特に心に響いたのは、百合ちゃんが「若いほどいい、という女の呪い」に関して口にしたセリフです。

「自分の若さに価値を見出しているのね。私が空しさを感じることがあるとすれば、あなたと同じように感じている女性が、この国にはたくさんいるということ」

「あなたが価値のないと切り捨てたものは、この先あなたが向かっていく未来でもあるのよ」

私たちの周りには、たくさんの呪いがある。そんなおそろしい呪いからは、さっさと逃げてしまえばいい。そう語る百合ちゃんはまるで、画面の向こう側にいる女性全員を励ましてくれているようでした。

胸にしみたよ、百合ちゃん。かっこよすぎるよ、百合ちゃん。風見さんとも末永くお幸せにね♪

【本物の妻が登場! サプライズ夫婦共演が実現】

さらに、ツイッターで大いに話題になっていたのは、藤井隆さん演じる日野さんの奥さん役として、乙葉さんが登場したこと。ずーっと出てこなくて最後の最後にとうとう出てきたと思ったら、本物やないかーい!


まさかの嬉しいサプライズに、ツイッターユーザーも大盛り上がり。「すごい興奮した!!!」「最高」「(妻だということは)知ってた」といった具合に数多くのコメントが寄せられていましたよ。

ドラマの脚本を手掛けた野木亜紀子さんはツイッターで「無理を言って出てもらった」とつぶやいておられましたが、乙葉さん、出演してくださって本当にありがとうございます。あなたのおかげで我々視聴者のテンションはさらに、ブチあがりました!

【しばらく「逃げ恥ロス」が続きそうだわ…】

このように、見どころしかなかった『逃げ恥』最終回の平均視聴率は、スポニチアネックスの報道によると20・8%(ビデオリサーチ調べ / 関東地区)だったとのこと。

振り返ってみると『逃げ恥』は、いっぱい笑えて、いっぱいムズキュンして、そのうえ日々私たちが直面しているありとあらゆる問題にも深く切りこんでくれる名作でした。人気がどんどん高まっていったことも納得! 平匡さん、みくりちゃん、そしてそのほかのみんな、楽しい火曜の夜をどうもありがとう。

参照元:TBSスポニチアネックス
画像=(c)TBS
執筆=田端あんじ (c)Pouch

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