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先日Pouchでもご紹介しました、かっぱ寿司から発売される1万円の寿司「至極の大桶SUSHI CAKE」。

ドーンと桶の真ん中に盛られた50貫分のいくら、そしてその周りを25貫分の大トロがぐるりと囲む。さらにアクセントとして金粉が散りばめられた、とんでもなくオメデタイ雰囲気のお寿司。

しかし、かっぱ寿司といえば、1皿のお寿司を100円で出してくれる超庶民的な回転寿司チェーン店。そんなかっぱ寿司が、大トロだ、いくらだ、金粉だなんだと豪華なネタに手を出しまくり……ぶっちゃけ大ケガをしないか、超心配。そもそも1万円なりに美味しいのかも心配。だって……かっぱ寿司だから。

そこで今回、かっぱ寿司ラヴァーな私が、かっぱ寿司さんに無理やりお願いして「至極の大桶SUSHI CAKE」を特別に持ってきてもらいました。

【しゃもじや桶もセットです】

今回の大物ゲスト「至極の大桶SUSHI CAKE」さん、新しいかっぱ寿司のロゴがデザインされた風呂敷に包まれて登場! 風呂敷を解くと、フタつきのすし桶と小さめのしゃもじが現れました。この桶やしゃもじなどは全て返却不要、そのままもらえるとのこと。
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いざ、桶のフタを開けてみると…で、でたぁあああっ!!! キラッと光る真っ赤なイクラ。己の脂でツヤツヤと輝く大トロ。そして豪華さの象徴たる金粉。そのスペシャルな存在感に圧倒されます!
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【食べ方は自由】

でもこの寿司、いったいどうやって食べるのか。広報さんに聞いてみると「自由に食べていい」とのこと。海苔で巻いても、混ぜても、そのまま食べてもOK。まあそりゃそうだよね……でも食べ方を教えてくれたほうがありがたいかも……。

で、「寿司ケーキ」という名前だけど、ケーキ要素はどこにあるのか。私は実家がケーキ屋なので、ここがとーっても気になる!! 教えて広報さん!!

広報「オメデタイ感じだからケーキって名づけました♪」

え、それだけなの!!!???

【桶の中身はこんな感じ】

桶は直径約27センチ、高さ約7センチ。酢飯は80貫分あり、ドーナツ状に敷きつめられています。真ん中の空いている部分はいくらが占領。しゃもじで掘ると、いくらがドンドンあふれてくる。まるでいくらの底なし沼や〜!! そして酢飯の上には大トロが盛りつけられています。
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この寿司を会社にいるスタッフで取り分けたら、10人くらいが丁度よい感じでした。それでは、いざ実食!

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【美味しい!! けれど…】

酢飯はまあ特筆するものはなし。でも、厚切りの大トロと、プリッとしたいくらはとーっても美味しい! そして、普段なら取り合いになる主役ネタを好き放題味わえる、という幸福感があります。 最高だーーー……

しかし、食べ進めていくと、ある問題に直面します。

いくら、多すぎるよ。

よくよく考えると、50人前のいくらを10人で分けたとしても、ひとり5人前のいくらを食べることになる。そもそも米と大トロといくらだけなので、アラサーの胃がもったりぐったり。逃げ場のない脂感に、ワサビのサッパリ感も負ける勢い。少しずつペースダウン。

【寿司はバランスが重要】

いくらだって、大トロだって主役クラスの美味しいネタ。けれど、それはタマゴとかタコとかシソとか、そういった控えめなメンバーがいてこそ、スターになれるんだと理解しました。お寿司、バランス大事……タマゴ、カッパ巻き、逢いたい……

——と、少し走馬灯のようなものを見ながら完食。寿司から寿司を学びました。

【野菜や海苔などを用意して】

この「至極の大桶SUSHI CAKE」を美味しく食べるための最大のポイントは、これだけで食べない!ということ。どれほど大トロやいくらが美味しかろうと、私たち人間だもの。これだけ食べてると飽きちゃうのよ。

なので、海苔で巻いたり、サッパリできるネギやキュウリといっしょに食べるのがオススメです。汁物やサラダなど、目先を変える副菜を用意してもいいかもしれません。
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【完全予約制です】

今回ご紹介した「至極の大桶SUSHI CAKE」は、完全予約制・全店舗あわせて300個限定のお持ち帰りメニューとなります。販売期間は、2016年12月23日から2017年1月9日までなので、気になる方は是非この年末年始に挑戦してみてください!

参考リンク:かっぱ寿司
撮影・執筆=百村モモ (c)Pouch
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