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2017年1月13日の金曜日深夜、 “おっさん版テラスハウス” ことテレビ東京系ドラマ『バイプレイヤーズ』がスタートしました。

実力派と名高い名優ばかりを6名もそろえたこちらのドラマは、全員が本人役を演じているという、きわめてユニークな設定が大きな魅力。放送開始前からネットを中心に注目を集めておりまして、私もものすごーく楽しみにしておりました。

で、実際に観てみたところ、いい年をしたおじさんたちがわちゃわちゃやっているところが可愛いのなんのって! 

そのほかにも「先週殉職したから、今刑事役2役だわ」「こないだ総理大臣やったら、ゴジラに殺された」といった具合に現実とリンクしていることを話すなど、見どころ満載すぎたんですよね、これが。

【なぜ同居することになったのか?】

同居のきっかけは、突然降って湧いた『七人の侍』リメイク映画の撮影話。中国の有名な監督の作品で、制作費も超潤沢。主役を役所広司さんが務めるということもあってオファーを受けることを決めた6人のバイプレイヤー(名わき役)たち。その映画の出演の条件が「クランクインまでの3ヶ月間、絆を深めるために同居すること」だったのです。

【メンバーの顔ぶれは?】

最年長でリーダー的存在の大杉漣さん(65)に、コワモテだけど心配性の “エンケン” こと遠藤憲一さん(55)。宇宙人と称されるほどに自由な田口トモロヲさん(59)、人情深いけど超がつくほど小心者だという寺島進さん(53)。

そして、温和な性格で家事もそつなくこなす松重豊さん(53)、さらには人の良さ、人懐こさが魅力の光石研さん(55)。

一見すると名脇役ということ以外に共通点はなさそうな6名ですが、実は過去に『バイプレイヤーズ』というタイトルの映画を撮影しようと集まったことが……。熱い思いがぶつかり合って仲違いし、製作はとん挫してしまったけれど、この未完成の映画が縁となって再び集まることができた、という設定みたいです。

【6名の関係性&繰り広げられる会話の内容が興味深い】

ストーリーが進んでいくごとわかるのは、バイプレイヤーたちの関係性。

最年長の大杉さんの言うことにはみんな従っていたり、寺島さんと田口さん、そしてエンケンさんと光石さんがケンカしがちだったり、1番年下である松重さんがもっとも落ち着いていたりと、小ネタが随所に仕込まれています。

6人が繰り広げる会話も大きな見どころで、「みんな警察官の役を演じている。しかも数局かけもち」「主演をやったことがあるという一言に対し『どうせテレ東だろ』『BSじゃん』とツッコむ」などなど、いちいちジワジワきちゃうんですよね。

【第1話のこんなところに萌えました♡】

そのほか、イケおじ(イケてるおじさん)だーい好きな私が注目した第1話「萌えポイント」はこちら☆

・みんな無駄に早起き。
・おじさんなのにプレゼント交換会をする。(円になってぐるぐる回していくアレ)
・寺島さんの私服のヤンキー臭がすごい。そんな寺島さんがプレゼントしたヤンキー仕様ジャージを律義に着るエンケンさん。
・初めてのLINEにはしゃぎ、自分の顔のスタンプをグループLINEへ連投してしまう大杉さん。
・長崎弁全開の役所広司さん。これはレアですよ!
・冷蔵庫に置いておいたプリンを勝手に食べられたと激怒する寺島さんを見て、そーっとプリンの空き容器を隠そうとする松重さん。
・「俺、ごはんとみそ汁がいいんだけどー!」という寺島さんの文句をガン無視、黙々と朝ごはんを作る松重さん。
・食器が割れても一切動じない松重さん。「だてに苦労してないんで」と、慣れた手つきで片づける松重さん。

……お察しのとおり、私の推しメンは松重豊さんです。ドラマ『孤独のグルメ』の五郎さんとしておなじみの松重さんは、このドラマでは終始メガネ姿で、そんなところにもキュンキュンきちゃううう!!

【ちょっぴりゾワッとするシーンも…!?】

来週の第2話も楽しみで仕方がないっ♪ 

ちなみに『バイプレイヤーズ』、ただおじさんがわちゃわちゃしているだけではないドラマのようで、『七人の侍』リメイクの話自体を主演のはずの役所さんが知らなかったり、実は家の各所に監視カメラが仕掛けられているなど、なにやら裏がありそうです。共同生活の真の目的とは……ああ、早く続きが知りたいよ〜!

参照元:テレビ東京YouTube
執筆=田端あんじ (c)Pouch

▼ドラマのラストには、6名全員がそろったフリートークコーナーも!