dive

スカイダイビングといえば、飛行機から降下して空中を浮遊する屋外スポーツですが、今日ご紹介するのは屋内で華麗に空を舞うスポーツ。名前を「インドアスカイダイビング」といいます。

インドアスカイダイビングに使うのは「ウインドトンネル」という装置。この中では空気が絶え間なく循環していて、中へ入ると体がふわっと浮かび、まるでスカイダイビングをしているように空中浮遊を楽しめるんですって。

そのニュースポーツの世界大会「WindGames 2017」において優勝したのは、なんと14歳の女の子!

【2部門で世界一に!】

スペインで開催された「インドアスカイダイビング」の大会において、「フリースタイル」と「世界最速フライヤー」の2部門で金メダルを獲得した少女の名前はカイラ・ポー(Kyra Poh)さん。シンガポール代表選手であるポーさんは、海外サイト「Mashable」のインタビューで、次のように話しています。

「私のスタイルはフェミニンで、競技の動きにはフリップと回転を多く取り入れています。力強さと技術的な動きも好きなので、これも取り入れていきたい。フリースタイルは見た目、そしていかに上品に見えるかがすべてです」

【簡単にやっているように見えるけど…】

ポーさんの発言どおり、競技中の身のこなしは実に優雅。いともたやすく、くるりくるりと空中で回転しているように見えるけれど、なんの支えもない空気中でのスムーズな動作には、きっと相当の鍛錬が必要なはず!

インドアスカイダイビングはアメリカやヨーロッパなどで人気があり、日本でも屋内で「ウインドトンネル」を体験できる施設が2016年に埼玉県越谷市にオープンしています。

特にシンガポールでは「行ったらやっておくべき!」と取り上げられることの多いアクティビティーで、おそらくそういった背景も14歳のゴールドメダリストを生んだ要因なのでしょうが、それにしても末恐ろしいっ。今後インドアスカイダイビング界を引っ張っていくであろうポーさん。優美で可憐な演技を、それではじっくりご堪能くださいませ☆

参照元:instagram @teamfireflysgWindGames 2017Mashable
参考リンク:Flystation
執筆=田端あんじ (c)Pouch