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本日みなさんにご覧いただくのは、生まれつき難聴の赤ちゃんが、生後4カ月のときに初めて音に触れた時の映像です。

「聴こえる? ママよ」

2016年8月4日、アメリカのコロラド大学病院で初めてママの声を聞いたマシューくんは、目をまんまるに見開いて、ビックリしたような表情を浮かべます。

その顔はとっても愛くるしくって観ているとつい笑みがこぼれてしまいますが、マシューくんを抱っこするお母さんは終始涙をポロポロ。実はマシューくんは、先天性サイトメガロウイルス(CMV)感染症という病気を背負って生まれてきたのです。

【サイトメガロウイルスってなあに?】

サイトメガロウイルスで起こる症状はおもに、低体重、肝炎、発達障害、難聴など。

「先天性トキソプラズマ&サイトメガロウイルス感染症患者会 トーチの会」ウェブサイトによると、このウイルスは子どもも大人も健康であれば感染しても問題はないそう。ただし、妊婦が初めて感染した場合や、妊婦の免疫力がひどく低下していた場合は、胎児への感染が危ぶまれるとのこと。

YouTubeへ動画を投稿したマシューくんのママ・エリン(Erin)さんも、コメント欄でウイルスの危険性を呼び掛けています。

【生まれつき耳がよく聞こえないマシューくん】

マシューくんは肝臓と脾臓が肥大している状態で、耳があまりよく聞こえません。

また予定日よりも8週間早く生まれており、当時の体重は約1.2kg。集中治療室のなかで47日間も過ごしたんですって。

【輝くような表情をみせてくれました!】

生後4ヶ月が経ち、成長したマシューくんは元気いっぱいに見えます。耳に機械を装着するときにはムズがっていたけれど、ママやおじいちゃんの声を聞いた途端に表情が一変! 

ぱあっと笑顔を見せたり、目をキラキラさせて呼びかけに応じたりと、ゴキゲンな様子です。「初めて」に触れた瞬間の人の顔って、こんなにも輝いているものなんですね……!

マシューくんは将来人工内耳移植を受けることになるだろうと、エリンさんはコメントしています。どうかマシューくんのこれからの人生が、たくさんの素晴らしいもので満たされますように!

参照元:YouTube先天性トキソプラズマ&サイトメガロウイルス感染症患者会 トーチの会
執筆=田端あんじ (c)Pouch

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