2つの「サン(3)」が「イッチ(1)」を挟んでいることから、3月13日はサンドイッチの日。私は決めました。この日にちなんでサンドイッチの弱点を払拭するレシピを作ることに……。

サンドイッチの弱点。それはかぶりつくと口の両サイドが汚れたり、具がボロっとこぼれてしまうこと。パクッとかじりつくたびに口が汚れてしまっては、花も恥じらう乙女は食べにくいじゃないですか。ということで、試行錯誤の末たどり着いた「串焼きサンドイッチ」を紹介します。

【「串焼きサンドイッチ」の作り方】

<用意するもの 1人分>

・ 8枚切りのパン 4枚
・ ハム 数枚
・ レタス 2、3枚
・ マヨネーズ 適量
—–上記の具はご家庭でハムサンドを作るときの分量で調整してください。

・ クリームチーズ 大さじ2〜4
・ 竹串 4〜6本
・ 黒胡椒 適量
・ ガラムマサラ 適量(なくても可)

<作り方>

1.パンを2枚ずつ使って、ハムサンドを2つ作る。できあがったら、いつもよりもサンドイッチをしっかりと押さえてください。

2.ハムサンドをそれぞれ縦横に4等分して、16個に切り分ける。

3.16等分した小さなハムサンドを3、4個ずつ竹串に刺していく。

4.3の上にクリームチーズを塗り、黒胡椒やガラムマサラをパラリとふりかける。多少不格好でも気にしなくてOK。

5.アルミホイルをしいたトースターや魚焼きグリルで2、3分焼き、パンやチーズの色が少し変わってきたらできあがり。

【おつまみにも、ピクニックにも】

この「サンドイッチの串焼き」はサンドイッチを16等分しているからおちょぼ口でもOK。焼いたクリームチーズがトロリと柔らかくなり、けれどとろけるチーズのように流れ落ちたりはせずにパンに留まって、それが焼けたパンのカリカリした食感と絶妙にマッチするのです。

お酒のおつまみにも◎。炭水化物のおつまみだからカロリーが心配になりますが、小さなサンドイッチをちょこちょこ食べるからか、クリームチーズがついているからか、いつものサンドイッチを食べるよりも満腹感があります。そして、なんと言ってもかぶりついても口の端が汚れるなんてことはありません。

ちなみに、サランランプで包んでしまえば、ちゃんとピクニックにも持っていけますよ。お花見でおちょぼ口でサンドイッチを食べたいときなどに、いかがでしょうか。

調理・執筆・撮影=山川ほたる (c)Pouch