【第20回 アヘ顔・どや顔を制する者が恋愛を制す!?】

私たち現代人の生活に欠かせないもののひとつに「メール」があります。ビジネスの場においても、ひと昔前は電話やファックス、もしくは郵送でやりとりされていた事柄が、電子メールの普及によってだいぶスムーズになってきました。

メールが生かされているのは、何もビジネスの場だけではありません。携帯電話のメール機能も、プライベートを充実させるうえではなくてはならない存在ですよね。

ところで、意中の男性にメールを送る際、貴女はどのようなメールを打っていますか? といっても、内容のことではありません。今回は、メールを彩る小ワザについて追及してみたいと思います。

まず第一に、これは言うまでもないことなのですが「あいうえお」を小文字で打つのは、男性のウケがあまり良くないようです。「ぁたしは~」「かわぃぃ」など、中高生の若いお嬢さんがやるぶんには問題ないですが、私たちアラサー女子は、絶対に手を出してはいけません。「読みにくい」「いい歳して知性を疑う」など、男性陣からはかなり手厳しい声があがっています。

次に、顔文字にも注目してみましょう。稀に、顔文字を嫌がる人もいますが、私は決してそうではないと思っています。メールは、お互い顔が見えないうえに、声のトーンすらわかりません。文章だけでは真意が伝わりにくく、場合によっては「怒っているのかな?」と誤解されてしまうこともあります。よって、適度に顔文字を使うことは、相手への思いやりにもなりますし、メール自体もぐっと表現豊かになります。

意中の男性に対してメールを送る際は、「*」という記号が入った顔文字を使う女性が多いようですね。具体例を挙げれば「(*^o^*)」や「(*´∇`*)」など、確かに可愛らしい印象を受けます。アラサー女子が使っても、決して幼稚な印象を与えることもないでしょうし、これらの顔文字を不快に思うという人はほとんどいないでしょう。

先述のような可愛らしい顔文字も大いにけっこうですが、これに少しだけ流行を取り入れてみましょう。「顔」といえば、最近「アヘ顔」や「どや顔」という新語が密かなブームとなっているようですね。アヘ顔とは「白目を剥き、だらしなく舌が出ていて、涙やら鼻水やら唾液にまみれた表情」を指します。「何故そんなものが流行っているのか?」と疑問に思う人もいるかもしれませんが、そういった制御の効かない表情になってしまうほど絶頂に達している、という意味合いで人気を博しているようです。顔文字に置き換えるなら、「(。∀゜ )」や「( ゚ ρ ゚ )」といったところでしょうか。

どや顔の語源は、関西弁の「どや?」です。物事がうまくいっている時に「どうだ?」と得意げになっているしたり顔のことですね。「( ̄▽ ̄;)」や「( ̄ー ̄)」などは、まさしく代表的などや顔文字といっていいでしょう。

若ぶることなく、ほど良く流行のものを取り入れていきたいものですね。顔文字上手はメール上手、メール上手は恋上手、といったところでしょうか。

(恋愛コラムニスト=菊池 美佳子、写真=Pouch)