4月になりお花見シーズンが到来! 春はお外で気持ちよくお酒や食事が楽しめる季節。……だけど、夜はちょいと寒いので、温かい食べものが恋しくなるのです。

できたてのあったかい料理をお花見で食べられたら最高だけど、大半の公園は火気厳禁。そんなときに、火も電気も使わずにホカホカ料理が作れる「バロクック」なるアイテムがあるというではありませんか!

今回は、「バロクック」を使って実際に「チーズフォンデュ」と「ホットサングリア」を公園で作ってみました。先に結論をお伝えしますと……バロクック、マジでオススメです!

【簡単に温かくなる】

「バロクック」は2つのコンテナが重なっていて、まるで二段式のお弁当箱のような構造になっています。

加熱方法は、下のコンテナにホッカイロのような専用のヒートパック(発熱剤)を入れて、指定された分の水を注ぐだけ。すると、ヒートパックからジューッと音がして熱が発生します。(計量カップがなくても、発熱剤の入っていた袋に水を入れるメモリが記されているので失敗しないよ)

煙が発生したら、具材の入ったコンテナを重ねてフタを閉じる! すると約30分間、具材を温め続けてくれるのです。公式サイトによると、使用環境にもよりますが、平均温度は80℃ほどだそう。

ちなみに私が今回購入したのは、「バロクック レクタンレギュラーL」。容量は1.2リットルと大容量ですが、重いという印象はなく、持ち運びしやすい軽さでした。定価は4752円(税込)と少々お高めですが、Amazonなどではもう少し安価で売っているところもあるよう。ヒートパックのレフィルを買えば、繰り返し使うことができます。

【チーズフォンデュ大成功】

今回、チーズフォンデュをするためにそろえた材料はこちら。
・カマンベールチーズ(切れていないもの)
・白ワイン(牛乳でもOK)
・フォンデュしたい具材(アボカド、ソーセージ、パプリカ、ミニトマト、フランスパンなど)

まずは、カマンベールチーズの上部分だけをカット。少しだけ凹みをつくり、白ワインを少々入れ、バロクックのコンテナにいれます。

フォンデュしたい具材は全てひとくちサイズにカットし、これもバロクックのコンテナに入れます。

あとは、発熱させて10分以上放置。すると……

トロトロに溶けたチーズフォンデュが完成! 溶け出したチーズと白ワインをよく混ぜてから、具をチーズに絡めて、パクッと食べてみると……

具もチーズもホクホクして、とっても美味しい! 冷えていた心と体が一気にポカポカになりました。

【ジャムで作る簡単ホットサングリア】

チーズに合うものといえば、ワイン! そこで、ワインにジャムを入れた、簡単サングリアを作ることに。

あたためたお湯の中にワインとジャムの入った紙コップ入れて10分放置。そして、ワクワクしながら蓋をあけてみると……

紙コップはふやけてフニャフニャになっているではありませんか! しかもぬるい……味は美味しいけど。

バロクックは、保温の力でじわじわと食材をあたたかくしてくれるので、液体系はコンテナに直接入れたほうがよさそうです。なんで紙コップをお湯に入れたんだ私は……!

【アウトドアだけじゃなく災害時にも使えます】

バロクックは、インスタントラーメンや、温野菜を使ることも可能だそう。

また今回使用したのは弁当箱型でしたが、他にもタンブラー型、ポーチ型、哺乳瓶型などいろいろあります。火も電気もない環境で温かいものが食べられるので、アウトドアだけじゃなく、災害時のときも活躍してくれるはず。災害用の備えにもオススメですよ!

参考リンク:バロクックジャパン
撮影・執筆=百村モモ (c)Pouch