わたしが10代の頃、オシャレ雑貨店として台頭していたのが「SWIMMER(スイマー)」。高校生の頃は福島県に住んでいたわたしですが、東京に行く機会があれば必ず、店舗に立ち寄ることを計画。何を買おうか、胸を躍らせていたものです。

30年間という長きに渡って、多くの女性たちから支持を集めていた「SWIMMER」が、2018年1月末をもってブランドを終了することを発表。同時に「chocoholic」も終了するらしく、2018年1月末までには全国の店舗が閉店する運びとなるようです。

寝耳に水、とはまさにこのこと。30代のわたしにとっては思い出がありすぎて、ただただ悲しいです。ここ10年くらいすっかり「SWIMMER」と縁遠くなっていたにもかかわらず、喪失感がハンパないんですけど……。

【オンラインショップは年内閉店予定】

「SWIMMER」の公式発表によれば、ブランド終了の理由は「仕入れ単価の高騰により思うようなモノづくりや価格帯の維持が難しくなった」ことなのだそう。オンラインショップは実店舗より一足早く、2017年12月中旬頃に閉店する予定だそう。

ちなみにブランド終了発表から1夜明けた6月9日現在、オンラインショップのアイテムは軒並み売り切れ状態です。乙女たちの動揺が伝わってきますね……。

【ツイッターには悲しみの声があふれる】

突如降って湧いた寂しすぎるお知らせに、ツイッターは大騒ぎ。今も悲しみの声があふれています。

「無くなってしまうのとても寂しいです」
「社会人になった今も、30代になっても、きっとおばあちゃんになってもずっとこの世界が大好きです」
「閉店まで店舗には通い続けますね」
「価格が高くなっても構いません。もし高価なアイテムがSWIMMERではないとするなら生まれ変わってください。可愛いを、続けてほしいです」
「今までのお値段は安すぎたと思います……ちょっと高くしても続けてほしいです……」
「今までありがとうございました。またいつかこの世界に触れられることを願っています」
「小学生〜成人までの私の可愛いの基準だった大好きなブランド。この素晴らしいブランドを決して忘れません」

コメントで多かったのは「値上げしていいから続けてほしい」「無くならないで」という声。寄せられたつぶやきのひとつひとつには熱く切実な思いがたくさん詰まっておりまして、読んでいるだけでしんみりしちゃう。わたしが「SWIMMER」のスタッフだったら、感動で号泣してしまうな……。

【編集部も大騒ぎ】

ちなみに「ブランド終了」のニュースが飛び込んできた際、 Pouch 編集部内にも激震が走っていた模様。

「買いたくても地元にない憧れブランドでした」(30代スタッフ)
「SWIMMERは夢と希望でした」(40代スタッフ)
「中学生時代のキラキラ女子がもつアイテムといえばSWIMMERの雑貨! SWIMMERに憧れ、SWIMMERに恋い焦がれていました。SWIMMERで買ったお買い物袋は、今も大切に使っています。無くなると聞いて、ものすごくショックです」(20代スタッフ)

乙女の数だけ、「SWIMMER」の思い出がある……。「SWIMMER」スタッフのみなさま、わくわくとキラキラとたくさんの “kawaii” を、ありがとうございました。同じかたちは無理だとしても、また別のかたちで会えるといいな。

参照元:SWIMMER ONLINE SHOPTwitter @SWIMMER_PressFacebookSWIMMERプレスのブログ
執筆=田端あんじ(c)Pouch