1995年に連載スタートした、安野モヨコさん原作の漫画『ハッピーマニア』。90年代の女性たちにとっては恋愛のバイブル的な作品で、1998年には稲森いずみさん主演でドラマ化されました。

その『ハッピーマニア』が16年の時を経て帰ってきたというではありませんか……! 当時掲載されていた月刊漫画雑誌『フィール・ヤング(FEEL YOUNG)』(祥伝社)の26周年を記念し、2017年7月7日に発売の8月号にて待望のカムバック。

シゲタが、フクちゃんが、タカハシが、しっかり年取って40代に。『ハッピーマニア』のその後を描く『後ハッピーマニア』として、読み切りではなく連載で復活したんだってよーーー!!

【『ハッピーマニア』ってどんなお話なの?】

シゲタこと、シゲカヨ(重田加代子 / 95年当時は25歳)は “恋の暴走機関車” とでも言うべきキャラで、めくるめくような恋愛を求めて突っ走りまくる女の子。

ホントは甘~い恋がしたいのに、ついフィジカルな関係からスタートさせてしまうのが悪いクセで、いつだって2歳年上の親友・フクちゃん(福永ヒロミ / 仕事できるしイイ女だけどスッピンがやばい)に怒られ、呆れられつつ、最後は面倒をみてもらうはめに。

そんなシゲタのことを一途に想っていたのが、当時21歳で元同僚のタカハシ(高橋修一)。シゲタが何をしようが、どんなに振り回そうが、強い愛と謎の使命感によって大切にし続けるのです。とはいえ、タカハシは途中で記憶喪失に陥り、その間に知り合った女性とワチャワチャする時期も。

しかし紆余曲折を経て、最終回ではシゲタとの結婚に至ったのでした。

【『後ハッピーマニア』ではなんと、タカハシが…!!!】

何があってもシゲタを愛し続けてきたタカハシは、言うなれば、全乙女にとっての “理想のオトコ” 。誠実を絵に描いたような男性なのですが……誠実であるがゆえに、その真面目さから、『後ハッピーマニア』において事件を引き起こしてしまうのであります。

一途なオトコだから、浮気はしない。するのは、本気の恋だけ

40代半ばでタカハシからまさかの “宣告” をされてしまったシゲタは、これから一体どうなってしまうのでしょうか。安野さんも自身のツイッターで「七夕の日に掲載とはなんて皮肉な……」とつぶやいておられましたが、ホントそれ。

フクちゃんもフクちゃんで複雑な家庭の事情を抱えているみたいだし、これからひと波乱もふた波乱も起こりそうで、ワクワクするぞおおおおお!! あ、ちなみに『後ハッピーマニア』初回では、フクちゃんのスッピンも拝めますわよ。

【話題作『あなそれ』最終回も読めるよ~!】

『フィール・ヤング』8月号にはそのほか、ジョージ朝倉さんの『夫婦サファリ 外伝』や、いくえみ綾さんの『あなたのことはそれほど』の最終回も掲載されていて読み応え抜群です。これで500円ぽっきりって、めちゃ安~!

安野さんのツイッターによれば、『後ハッピーマニア』の続きが読めるのは「来年くらい」とのこと。別作品の執筆を終わらせ、単行本を出してから改めてスタートするようなので、首を長~くして待つことにいたしましょうね!

【前作もチェックしておきましょう】

『ハッピーマニア』を読んだことがないという平成生まれのあなた、そして「しばらく読んでないから内容忘れちゃった~」というあなた。新作を読む前に、前作を一読しておくことを強~くおススメしておきます。現在ウェブサイト『マンガZERO』において全巻無料で読むことができるので、ぜひともチェックを~☆

参照元:フィール・ヤングTwitter @FEELYOUNG_edTwitter @anno_moyocoマンガZERO
執筆=田端あんじ(c)Pouch

▼タカハシ、マジかよ…

▼最終回のシゲタのセリフにふるえた女子は多かった