小さなお友達はもちろん、大きなお友達もこぞって聴いている夏の風物詩。NHKラジオ第1で放送されている『夏休み子ども科学電話相談』の季節が今年もやってまいりましたよ~!

『夏休み子ども科学電話相談』は、学校の夏休み期間にあたる2017年7月24日から8月4日までと、8月24日から31日まで(平日のみ)、朝8時5分から11時49分まで放送されているラジオ番組です。

7月26日現在、今年の放送開始からはまだ3日しか経過しておりませんが、すでにおもしろいやり取りが繰り広げられていたようです。

【質問者も回答者もタダモノではない】

質問者のほとんどは小学生や、入学前の小さい子供たち。元気よく登場したかと思いきや、急に無言になったり、話の途中から荒い鼻息だけがずーっと漏れ聴こえてきたりと、聞きどころは質問の内容だけではありません。

また、恐竜や昆虫の名前など大人もうならせるほどの知識を披露してくれる子供たちもいて、ため息をつくほどに感心させられるのもこの番組のいいところ♪

それを「待ってました」とばかりに迎える先生方とアナウンサーのお姉さん・藤井彩子さんもタダモノではなく、一語一句聞き逃せないんですよね……!

【呼びかけに反応しなくなる子】

たとえば「シーラカンスはなぜ日本にいないんですか」と質問した6歳の “こうくん” は、最初こそ勢いがよかったものの、早々に無言に(話の内容が難しかったのかな?)。

担当の石垣幸二先生が「まだいるかもしれないから、日本のシーラカンスを一緒に探そう!」と呼びかけても反応してくれず、「じゃ、先生だけで探すね……」と寂しく締めくくるという一連の流れは、もはやコントの域です。

【先生方も個性強すぎますってば】

ほかにも「恐竜はトカゲの仲間ではないのか? 姿が似ている」という質問に対し、「君が研究して証明してみて。ボクは仲間じゃないと思う」と鋭く返す小林快次(よしつぐ)先生や、「なぜちょうちょはまっすぐ飛べないの?」という質問に「まっすぐ飛ばないと捕まえにくいよね? それがちょうちょのやり方や」と、なぜか裏社会に生きる人みたいな回答をする先生も。

あいさつがなかった子にはやや強めに「こんにちは」と話しかけるアナウンサー藤井さんも含め、全員の個性が豊かですし、強いっ! もうたまりません♪

【昆虫の久留飛先生は超癒し系です】

ちなみにわたしの好きな先生は、昆虫に関する質問に答えてくれる、昆虫科学教育館館長の久留飛克明(くるび・かつあき)先生です。

やんわりとした関西弁で回答する久留飛先生にほっこり。7月25日に「どうしたら虫が怖くなくなるの?」と質問した子には「ダンゴムシは好き?」と質問。「ダンゴムシは好きです」との答えに「よかったぁ……」と先生が安堵するやり取りは癒しでしかありません。

【ネット配信で聞けます】

ププっと笑えて大いに勉強になる『夏休み子ども科学電話相談』。番組の公式サイトでは、放送に寄せられた一部の質問を聴くことができるので、ぜひとも聞いてみてくださいっ!

また「NHKラジオ らじる★らじる」では聴き逃しサービスを行っていて、放送日後1週間配信されています。まだ未体験というあなたは、こちらもあわせて聞いてみてくださいね。

参照元:NHK「夏休み子ども科学電話相談」NHKラジオ らじる★らじるTwitter #夏休み子ども科学電話相談
執筆=田端あんじ (c)Pouch

▼久留飛先生、好きです!


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