世の中いろんな “コンテスト” が存在しますが、まさかこんなコンテストが存在していたとは……! 驚きと好奇心のあまり、発見した瞬間思わずうなってしまったのは、2017年8月24日に東京ビッグサイトで開催された「美坊主コンテスト」です。「美坊主」って聞くと、NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』の傑山 (市原隼人さん)がまず脳裏に浮かぶ人も少なくないはず……!

葬儀や終活にまつわるトレンドを集めた「エンディング産業展」内で行われた「美坊主コンテスト」は、なんと今回で3回目。

競われるのは見た目だけではなく、僧侶としての立ち振る舞い、姿勢など多岐に渡ります。これらを総合的に評価して、集まった観覧者からの投票によって「日本一の僧侶」を決めたんですって。

【グランプリに輝いたのは元航空自衛隊員の42歳住職!】

応募資格は、僧籍取得者であれば、宗派・国籍・性別・年齢問わず。間口が広~い今大会の応募者は、30〜50代の男女5名でした。

北は北海道から南は京都まで。全国各地からやってきた住職や神主の中から栄えあるグランプリに選ばれたのは、東京都豊島区「功徳院(くどくいん)」の松本勇真(まつもと ゆうしん)住職! 

ウェブサイト「AFPBB News」の報道によれば、松本住職は現在42歳。高校卒業後は航空自衛隊に入ったものの、心身症を患い1年後に辞職。療養中には母親を不慮の事故で亡くすという、波乱万丈の人生を送ってきた方のようです。

【たくさんの共感を得たのが大きかったのかも】

すっと伸びた背筋やきりっとしたお顔立ち、清涼感のある佇まいなど、たしかに見た目も美しい松本住職。

今大会では親不孝を悔いて僧侶になることを決意した過去など、「ただ自分が涙したことをみなさんに伝えた」のだそうで、ひょっとするとそういった部分が、多くの共感を集めたのかもしれません。

なんとも斬新なコンテストではありますが、個人的には「宗派も国籍も性別も年齢も問わない」というところがいいなと思いました♪ 改めて松本住職、グランプリ獲得おめでとうございま~す!

参照元:美坊主コンテスト2017AFPBB NewsYouTube
執筆=田端あんじ (c)Pouch