2016年、大ヒットを記録したアニメーション映画『君の名は。』。ひとりで監督、原作、脚本、絵コンテを務めた新海誠さんも一躍脚光を浴びました。

その新海誠監督の展覧会「新海誠展」がいよいよ2017年11月11日から12月18日まで東京・六本木の国立新美術館で開催されます!

「アニメーション監督・新海誠 15年の軌跡をたどる展覧会」と銘打たれた今回の企画。展示内容や見どころなどめちゃくちゃ気になりますっ!!

【新海誠監督の軌跡と作品にふれる】

この展覧会は新海誠監督のデビュー15周年を記念し、その軌跡と作品を貴重な制作資料である絵コンテ、設定、作画、美術、映像など、世界観を体験できる造形物などの展示を通じて紹介するというもの。

個人制作の『ほしのこえ』に始まり、集団制作に挑んだ初長編作『雲のむこう、約束の場所』、今なお熱狂的なファンも多い『秒速5センチメートル』『星を追う子ども』、デジタル時代の映像文学『言の葉の庭』、そして大ヒット作『君の名は。』までを完全網羅し、新海誠のアニメーション作品の魅力に迫っていくといいます。

【見どころは4つの「展示」】

見どころは大きくわけると4つ。まず、「制作資料の展示」。新海監督による企画書や絵コンテをはじめ、設定資料や美術背景、映像や原画など貴重な資料約450点を一挙に展示し、作品の制作過程をひもといてゆきます。

2つめは「言葉の展示」。各作品から選りすぐった印象的なセリフやモノローグ、キャッチコピーなどがさまざまな展示方法で紹介されます。

3つめは「主題歌の展示」。各作品を彩る主題歌を歌詞とともに、指向性スピーカーを用いて展示します。

そして最後は「映像の展示」。新海誠監督作品の大きな魅力のひとつともいえるのが風景描写ですが、各作品からさまざまなシーンをカテゴリーにわけて展示。その鮮やかで美しい風景を大画面で味わえます。

【11月が待ち遠しい!】

昔からのファンも『君の名は。』で知ったという人も、新海ワールドの魅力をぞんぶんに堪能できそうな「新海誠展」。11月までまだ日がありますので、もう一度全作品を観て展覧会に望むのもよいかもしれませんね!

また、東京のほか9月2日〜10月29日は長野で、2018年1月3日〜2月25日は北海道で、7月21日〜9月24日には福岡でも巡回展が開催される予定となっています。

入館料や開催時間などは新海誠展公式サイトでご確認ください。

※2017年9月8日追記

国立新美術館での展示開始日に誤りがございました。関係者の皆様、読者の皆様にお詫び申し上げます。

参照元:新海誠展
執筆=鷺ノ宮やよい (c)Pouch