友人や親せきなど近しい人が出産したときにプレゼントする出産祝い。どんなものをあげるといちばん喜ばれるのでしょうか?

先日、Pouch編集部スタッフからこんな質問をされた私。

可愛い洋服? 絵本やおもちゃ? オムツなどの消耗品……? 出産経験がない人からすると、プレゼント選びに困ってしまうことが多いようです。

というわけで、今回、出産祝いでもらって嬉しかったものは何か、出産経験者にリサーチしてみました!

【周りの子どもがいる人にも聞いてみた】

ママ友達10人、赤ちゃんのいるスタッフ3人に尋ねてみたところ、次のような回答が返ってきました。

・サイズ80の服
・バスタオル
・スタイ
・絵本、おもちゃ
・カメラのモニター
・離乳食グッズ
・現金

に関しては、新生児服はすぐサイズアウトするので、少し成長してから着られるサイズ80ぐらいの服のもののほうが贈り物にはベター。バスタオルやスタイは毎日使うものなので、何枚あっても重宝します。

絵本やおもちゃもたくさんあればあるほどありがたいです。カメラのモニターは、赤ちゃん期以降も写真や動画を撮る機会は多いので活躍してくれそう。

現金に関しては言わずもがな……。 ぶっちゃけ本音を言えば、自分の好みに合わない服やグッズをいただくよりは自分の欲しいものを自由に買える現金が何よりうれしいと思う人は多いはず!

【ちょっとビミョー!? 賛否両論のアイテム】

続いて、賛否両論だったのがこちらの出産祝い。

・オムツ
・ブランケット、スリーパー(着る毛布のようなベビー服)

基本的に消耗品をいただけるのはうれしいのですが、紙オムツに関しては「メーカーによってはかぶれたりして使わないものもある」という人も。赤ちゃんの肌は繊細なため、特定の銘柄にこだわる人がいるのはたしかです。

また、ブランケットやスリーパーなど季節感のあるアイテムは、もらった時期によっては困ってしまうこともありますね。

【正直、これは困った!】

さらに、気持ちはありがたいけどもらって困った出産祝いはというと……。

・奇抜な趣味の服
・機能的じゃない服
・新生児用の服
・新生児用の帽子
・靴
・でっかいふわふわのクマの人形
・木の器

洋服類がズラリ! 赤ちゃん用の洋服ってとっても可愛いので思わずプレゼントしたくなるのですが、贈る際には注意が必要。実はけっこうリスクの高いアイテムといえます。

自分の趣味と合わない服は正直うれしくないし、いくら可愛いデザインでも脱ぎ着せが面倒だと使わなかったりします。新生児用の服はすぐサイズが変わってしまうし、新生児用の帽子をもらっても外出できるのはしばらく後だし、靴もいつ履けるかなんて皆目見当もつかないし……。

事前に相手に「こういう服を贈ってもいい?」と聞いてみると親切かもしれません。

ちなみにでっかいクマの人形は、毛が抜けまくって赤ちゃんの口周りが毛だらけになったそう。木の器は、電子レンジで使えないので機能性に欠けるとのことでした。

まとめると、出産後は本当に慌ただしくて時間がないので、機能的なもの、使えるものが喜ばれる傾向にあるようです。

【ママ本人へのプレゼントもうれしい…!】

……と、ここまで紹介したものは、すべて赤ちゃん用品です。

けれど、いろんな人の話を聞く中で、自分の出産時のことを思い返してみたのですが……ハッキリ思い出しました、もらっていちばんうれしかったもの! 実は「赤ちゃんのもの」ではなかったんですよね。

私が出産祝いにもらっていちばん嬉しかったものは、ちょっとお高めのオーガニックブランドのシャンプー&トリートメントのセットでした!

子どもが生まれるととにかく自分に割く時間が激減してしまう母親たち。そんななか、「赤ちゃんのお世話はたいへんだけど自分のこともいたわってね」とのカードとともにヘアケアグッズをプレゼントしてくれた友人の心遣いには涙が出そうでした。

他のママの中にも

「私も顔のパックを大量にもらったんだけど、実はそれがいちばん嬉しかった(笑) 子どものものはたくさん買ったりもらったりするけれど、自分のものはすべて後回しになっちゃうからね」

などと話す人がけっこういるんです。フェイスパックやヘアケア剤、ボディクリーム、入浴剤など、出産した本人へのプレゼント、それも自分をいたわれるような美容グッズや癒しグッズは、とても素敵なチョイスだと思います。

出産祝いをどうしようか迷ったら、ぜひ参考にしてみてくださいね。もちろん、赤ちゃん用品もうれしいけど、ママへのプレゼントも、もらったほうはきっと泣いちゃうぐらい嬉しいと思います。

執筆=鷺ノ宮やよい /画像=Pouch編集部 (c)Pouch