本日9月19日は「名字の日」です。

江戸時代では、名字を名乗ることは “武士の特権” で、一般庶民は禁止されておりましたが、明治に入って全ての国民が許されるように。それ以後「地域の名称」、「歴史上の有名な人物(織田信長や赤穂浪士)」、「煎茶の銘柄」、「職業」、「魚や野菜の名前」などから、名字をつけられたケースがみられるのだそうです。

今回紹介するのは、ウェブサイト「名字由来net」が発表した「魚や海の幸、野菜や穀物に関する珍しい名字」ランキング。人数が極めて少ない、珍しい名字は何なのか。1位から10位までの気になる結果を、それではさっそくご覧いただきましょう!

【栄えある1位は「鯖(さば)」さん!】

1位 「鯖(さば)」
2位 「鱧(はも)」
3位 「鮫(さめ)」
4位 「豆(まめ)」
5位 「大豆(おおまめ)」
6位 「鰡(ぼら)」
7位 「鰯(いわし)」
8位 「金魚(きんぎょ)」
9位 「鰹(かつお)」
10位 「茄子(なす)」

1位から7位までにランクインしたのはそれぞれ、全国でおよそ10名しかいないと見られる名字。全国順位が低いほど、上位に位置しています。8位から10位の名字もそれぞれ20名しかいないらしく、どれも押しなべて “レア名字” であることがわかりますよね。

【魚とつく名字って少ないのね…】

魚に関する名字は10位以内に7つもあって、11位以下から30位までを見ても、そのうち12が魚もしくは海の幸関連の名字。「烏賊(いか / 11位)」、「鰆(さわら / 14位)」、「蛸(たこ / 15位)」、「鯰(なまず / 17位)」などがランクインしていました。

一方の「野菜や穀物に関する名字」だと、「青菜(あおな / 16位)」、「胡麻(ごま / 19位)」、「瓜(うり / 18位)」、「蕪(かぶ / 21位)」といった顔ぶれ。こちらも負けず劣らず、聞いたことのない名字ばかりです!

【成り立ちが気になる!】

人数が少ないだけあって、私はトップ10はおろかトップ30にランクインした名字の人と、1度も出会ったことがありません。

「テレビで観たことのある芸能人」も入れていいのであれば、13位にランクインした「鰻(うなぎ)」さんのみ。そうです、お笑いコンビ「銀シャリ」の鰻和弘(うなぎ かずひろ)さんのことです!

先祖代々好きな食材だったのか、それとも自ら育てていたのか。由来はそれぞれ異なるのでしょうが、ぜひとも成り立ちを知りたくなってしまう名字ばかりですね♪

参照元:プレスリリース、名字由来net
執筆=田端あんじ (c)Pouch