シンガーソングライターの山下達郎さんが、2017年9月17日に放送されたTOKYO FM「山下達郎のサンデー・ソングブック」に出演。

「スポニチアネックス」ウェブサイトによると、このとき山下さんは金沢市のリスナーから「ライブ会場で大声で合唱してしまうのはいけないことか」質問され、「ダメです」とハッキリ答えていたようなんです。

ちなみに、山下達郎さんは2017年6月15日に大宮ソニックシティで行われたコンサートでも、わざと変なタイミングで手拍子をしていた観客を注意。演奏していた曲を再度やり直す場面があったことでも話題になりました。

「歌ってはダメ」な理由として、「あなたの歌を聴きに来ているのではないので」と話したという山下さん。この意見に対しては賛否両論寄せられているようなのですが、さてみなさんはどう思うでしょうか? 歌っちゃダメだと、思います?

【大声ではないけれど…歌ったことあります】

10代の頃から30代になった現在まで、継続的に、そしてひんぱんにライブ会場を訪れている私。だから興奮のあまり、会場で思わず歌いたくなってしまう気持ちはよ~くわかるんです。大声ではないものの、実際に歌ったこと、私もありますし。

だから周囲の観客が大声で歌おうがなんとも思わないのですが、個人的には、バラードなど “聴かせる歌” のときには歌うのを自粛するようにしています。「この曲を聴くためにチケットを買った!」という人にとって、当の本人の歌が耳に入らないときほど悲しいことはないと思うので……。

【ライブファンが思う「こんな客はいやだ」】

さて、今回注目された「大声で歌を歌う客」以外にも、「ああああ勘弁して」と思ってしまうタイプのお客さんに出くわすことは結構あります。

Pouch 編集部にもライブ好きのスタッフがいるので、3人で「ライブで出会って困ったお客さん」について話合ってみました。そこで出た意見は、次のとおりです。

「微妙にリズムとずれた “手拍子” ……気になる!」
「髪の毛お団子にしてヘドバンは当たるとマジで痛いので、なるべく避けます」
「ナイトのように男性が後ろから女性を抱きしめて守ったまま動かないカップル客。ぶつかって睨まれたけど、ここモッシュピットなんですけど……」
「お酒を持ったままで混み合ったエリアにいる人は、服にこぼされそうでヒヤヒヤする」
「演出で暗い照明のライブ中にスマホいじってる人……本人は気づいてないけどかなり光ってます」
「撮影禁止なのにずっとスマホで撮影している人。スマホが邪魔でステージが見えないっす」
「MC中に友達と大声でしゃべっている人、うるさいしメンバーの声が聞こえなくてガックリ」
「対バン形式のライブあるある。目的じゃないバンドの演奏中に『疲れた』『まだ2曲もあんの~!』などとぼやきながら絶対に前からどこうとしない人、お願い、どいてー!」

そのほか小柄なスタッフからは、「背の小さい女性はなめられやすい。タチの悪い人に当たると、踊ってるふりして殴られたりする」という意見が。

なんと! どんな理由があれど、殴るなんてもってのほかですね! また別の知人女性の話ですが、「混み合ったエリアにいたとき、体を故意に触られた」ことが何度かあるらしく、これらはもはや「困る」というレベルではありません。

【みんなが笑顔で帰れるライブがいいよね…】

その日会場を訪れたみんなが “いい思い出ができた” と思えるようなライブが1番理想的だけど……今挙げたような明らかな迷惑行為でないかぎり、何を「イヤ」だと感じるかは人それぞれ。現実にはなかなか、難しいものです。

せめて周囲にいる人の迷惑にならないよう、ライブを楽しみたいものですね。

参照元:スポニチアネックス
画像:Pouch編集部
執筆=田端あんじ (c)Pouch