“京急” こと京浜急行電鉄は、コラボ企画をやることになったとき、全力でとことんやり切ることで知られています。

たとえば2018年3月に行われたリラックマ・コラボ企画では、「上大岡」の駅名表示を「上がお大岡」に変更してリラックマの「がおがお」イラストをつけるなど、本気度が段違い。その攻めの姿勢を、多くのネットユーザーが絶賛していました。

そんな京急さんが、こんどは伝説の大人気コミック「北斗の拳」とコラボです! そしてやっぱり、またまた本気を出してくれるようです!!

【企画がとんがってる!】

2018年7月30日から9月17日まで開催されるのは、北斗の拳35周年×京急120周年記念「北斗京急周年のキャンペーン」

おもなイベントは、
駅名看板を “北斗の拳仕様” に&ラッピング電車を運行
・北斗七星の形に駅をまわって賞品ゲット! スタンプラリー
・イベント列車「ザコと行く三浦海岸!京急ヒャッハートレイン」運行
ほかにも記念きっぷや各種グッズの発売があるなど、かなり力が入っています。

ちなみに「周年のキャンペーン」って何ぞや、というと、ケンシロウがシンを倒す際のせりふ「執念!! 俺を変えたのはきさまが教えた執念だ!!」にそれぞれの「周年」をかけている模様。マニアックだなー。

【駅名看板のインパクトたるや】

イベント列車のタイトルが気になりすぎですが……あとにまわして、3つの駅に登場するという駅名看板に注目してみましょう。

京急蒲田駅は「京急かぁまたたたたーっ駅」に、上大岡駅は「上ラオウ岡駅」に、そして県立大学駅は「北斗の拳立大学駅」に期間限定で変更されるらしく、なんというか、どの駅も降りたくないのですが……!

だって蒲田駅ではケンシロウに「ぁたたたたたーっ!」と北斗百裂拳をかまされそうだし、上大岡駅ではラオウに思いっきりビンタされそうじゃないですか。んなことないってわかってるけど、ついついそんな妄想が浮かんでしまいますっ。

【ちょっとまってなんで「ザコと行く」なの!?】

しかし、どうしても、どうしても気になるのが、8月11日に開催予定の「ザコと行く三浦海岸!京急ヒャッハートレイン」!!

ケンシロウでもラオウでもトキでもレイでもユリアさんでもなく、ザコですよザコ!!! ほっぺにトランプのマークとかついちゃってるあいつらですよ! なんでザコと三浦海岸に行かなきゃいけないの!?!?

なんて叫びたくなる、パワーワードすぎるタイトル。そしてその内容はというと……

品川から三浦海岸まで、北斗の拳仕様のラッピングトレインがノンストップで運行。フォトパネル・窓タペストリー・シートカバー・天吊り幕にいたるまでケンシロウたちが描かれているこの電車に乗れるだけでも楽しそうですが、

車内では、舞台『北斗の拳‐世紀末ザコ伝説‐』出演者……つまりザコのみなさまによる北斗の拳カルトクイズを実施。さらにはザコと記念写真が撮れるとのことで、一生の記念になるザコタイムを過ごせそう! ちなみに車内では「ななつぼし」米を使用したお弁当も配られます。

そして三浦海岸到着後には「北斗の拳&蒼天の拳 スペシャルミニライブ&トークイベント」が楽しめるとのこと。

参加料金は6000円(税込)で、定員は100名(入金先着順)。7月23日から8月5日まで特設ページで予約できます。

【少し無理はあるけど北斗七星スタンプラリー】

また、京急の各駅のうち、北斗七星の形に並んでいる駅をめぐるスタンプラリーも行われます。京急蒲田・羽田空港国際線ターミナル・京急川崎・小島新田・上大岡・県立大学・三浦海岸の7駅をめぐるのですが、北斗七星の線のようにはつながっていないので、ちょっと大変そう。数量限定の「スタンプラリーきっぷ」(税込2000円・京急全線フリー)も発売されるので、うまく使えばよいかもしれません。

かなりおなかいっぱいになれそうな、超本気の北斗の拳コラボ。この夏のちょっと変わった思い出づくりに、よいかもしれませんね。

参照元:北斗京急周年のキャンペーン、京急電鉄オフィシャルサイト[1][2]
画像=武論尊・原哲夫/NSP 1983 版権許諾証EV-708
執筆=田端あんじ (c)Pouch

▼ケンシロウの駅員ファッションがシュールなポスターはこちら

▼駅名看板はキーホルダーになっています(税込み 各600円*販売場所は参照サイトをチェック!)

▼8月1日から31日までは京急百貨店地下1階にオリジナルフードが登場 /
左:天ぷら つな八「北斗七星天丼」(1800円) / 右:三崎豊魚「北斗七種海鮮丼」(3240円)*どちらもイートイン

▼テイクアウト商品は名前が最高 / PAOPAO「ひでぶまん」(900円 / 1パック3個入)

▼京鳥「あべし揚げ」(777円 / 1パック3種入)

▼聘珍樓「たわば丼ぶり」(810円 / 1折り)