以前 Pouch でご紹介した、結婚式で実際に使われた「ウェディングソングTOP20」

こちらの記事で「えんだあああああ〜♪」のサビでおなじみ、ホイットニー・ヒューストンの『I Will Always Love You』が実は別れの曲だということに触れたのですが……。この世にはまだまだ、 “結婚式で使われがちなのに実際は別れの曲” というパターンがたくさんあるような気がするんですよね。

たとえばオフコース時代に制作した楽曲を小田和正さんがセルフカバーした名曲『言葉にできない』は、その代表格といえましょう。

【サビの歌詞はいいんだけど…】

安田生命のCMでおなじみのこの曲は、新郎新婦が両親への感謝の手紙などを読む際に使われがち。

「あなたに会えてほんとうによかった 嬉しくて嬉しくて 言葉にできない」という歌詞の印象が強いため、この部分に深く共感して「使いたい!」と思う人が多いのかもしれません。

ところが、この曲の冒頭は「終わるはずのない愛が途絶えた」なんですよね。CMで使われたフレーズが出てくるのは、曲の終盤。愛が途絶えちゃった歌というのは、やはり結婚式向きとは言えないような気がしてなりません。

【英語の歌は注意が必要!?】

そのほかセリーヌ・ディオンと葉加瀬太郎の共演で知られる感動曲『To Love You More』も失恋曲だし、歓談タイムにピッタリのキャロル・キングによる『It’s Too Late』は、2人の愛が今にも消えそうでどうにかしようにも「もう遅い、手遅れだ」と歌っている曲。

ジェームス・ブラントの『You’re beautiful』に至っては他人の彼女に想いを寄せる曲だしで、歌詞の内容を知っていると「ちょぉっと待ったぁああああ!!!」と全力で止めにいきたくなってしまいます。

【テラスハウスのあの曲も「別れの曲」】

Pouch 編集部の男性スタッフがあげたのは、テイラー・スウィフトのヒット曲『We Are Never Ever Getting Back Together』。フジテレビ系番組『テラスハウス』で使用されていた、「うーーーふうっふっふ♪」というフレーズが印象的な、あの曲です。

この楽曲は “出オチ感” がハンパなく、日本語版タイトルは「私たちは絶対に絶対にヨリを戻したりしない」。いちばん最初に「絶対ヨリなんて戻さないんだからね!」って言っちゃってるんですよね。

メロディーはロマンティックだし、なによりキャッチーだから使いたくなる気持ちもわからなくはないけれど……。英語がわかる男性スタッフは結婚式会場でこの曲が流れた瞬間、歌詞の意味を噛みしめながら、ビミョーな気持ちになったといいます。

結婚式で流すのだから、少しでも縁起が良い曲を選びたいものですよね……。特に日本語詞ではない楽曲だとトラップが多いと思うので、くれぐれもご注意を~!

参照元:YouTube
画像:Pouch編集部
執筆=田端あんじ (c)Pouch

▼メロディーは結婚式にマッチしやすいんですけどねぇ