近年、スマートフォンのカメラ性能は上がるいっぽう。特に今年2019年9月に発売された「iPhone11 Pro」のカメラについての評判は高く、称賛する声をよく耳にします。

さて、アメリカ・プエルトリコを拠点に世界で活躍するカメラマン兼デジタルアーティストのジョシュ・ロッシ(Josh Rossi)さんは、「iPhone11 Pro」を使い、ある実験をしました。

それは、プロが使う超高性能一眼レフカメラで撮影した写真と「iPhone11 Pro」で撮影した写真を比較するというもの! いったいどんな結果になったと思います!?

【100万越えの高級一眼レフと比較!】

YouTube動画で、その実験の様子が公開されています。

ロッシさんが用意した一眼レフカメラは、富士フイルム「GFX100」。1億画素を超える高画素・高画質のプロ向け高級デジタル一眼レフで、お値段は1万3000ドル(約141万円)にもおよびます。

【その1:物が被写体@屋内の写真で比較】

そんなカメラを迎え撃つのは「iPhone11 Pro」。ロッシさんはまず、「テーブルに置かれたカメラ」を被写体にした、屋内写真を比較しました。

左右に並べられた2枚の写真は、両方とも美しく撮れている印象。ですがズームすると、右側の写真のほうがより鮮明で、被写体の輪郭がハッキリしているように見えます。

ロッシさんは奥様にもコメントを求めます。彼女は「右のほうがクリアね」とコメント、こっちが「GFX100」で撮影した写真でしょ、と推測。

ところが右側の写真は「iPhone11 Pro」で撮影したもの! 左側が「GFX100」で撮影した写真だったのです。

ただし実際のところ、iPhone 11写真の色味はフォトショップで修正したものでした。さすがに色の表現は100万円カメラにはかなわないんだな、と思うのと同時に、いやフォトショさえあれば100万のカメラに匹敵する写真が撮れるなんてすごいぞ、とも思いました。

【その2:人間が被写体@屋外の写真で比較】

続いて比較したのは、人間を被写体とした屋外写真

今度は右側の写真が「GFX100」、左側の写真が「iPhone11 Pro」で撮影したものだったのですが、こちらも甲乙つけがたい完成度!

画質に影響するセンサーサイズを比較すると「GFX100」のほうが3倍も大きいので、こちらで撮った写真がややハッキリしているように見えますが、両者にほとんど差はありません。

こちらも実際はiPhoneの写真に色修正を施しています。ただ、フォトショでの加工後は見分けがつかないレベルに。

【結論:「iPhone11 Pro」のカメラ性能はすごかった】

ロッシさんは、「GFX100は非常に優れたカメラだ」と前置きしたうえで、「iPhone11 Pro」の実力を称賛。

動画の最後で「iPhone11 Pro」だけを用いて映画用ポスターを撮影・構成してみせた彼、iPhone11 Proの写真は看板に印刷するにも十分なクオリティーだとコメントしています。

いやはや、iPhoneのカメラ性能がここまで進化しているとは驚きですっ。写真にこだわりのあるみなさんは、今後のお買い物のご参考に~!

参照元:YouTube
執筆:田端あんじ (c)Pouch