「超大きなサイズの分厚いステーキが食べたい!けどファミレスでもそんなもの食べたら1000円超えるし、安い肉をステーキにしてもスジばっかりで硬いし、今日も牛丼でガマンするか……。」と毎日不満を抱えている人はいませんか?

そんな人に朗報です。スーパーで売っている安いステーキ肉を、誰でも簡単に非常に柔らかくジューシーなステーキに仕上げる方法があるのです。

今回は100グラム100円~150円程度で販売されている牛肉を、究極に美味しい『デカ盛りステーキ丼』に仕上げるレシピをお教えしましょう。

■デカ盛りステーキ丼の作り方
【材料】(1人前)
・ステーキ肉 150~300グラム
※サーロインなどの上等な部位ではなく、安価なランプや肩ロースで十分に美味しいです。一番安いお肉で試してみてください。
・もやし 4分の1袋
・ニンニク 適量
※チューブニンニクや刻みニンニクでOKです。
・塩・こしょう 適量
・醤油 適量
・ご飯 好きなだけ

【作り方】
1.まずはステーキ肉から『スジ』と『牛脂』を取り、細かく刻む。

ペンで赤線が描かれている部分がそれです。こういった形の肉でない場合は、大体白くて触ると硬い部分がスジなので覚えておきましょう。

大体の場合白い部分は大きく繋がっているので、それを包丁で切り取り、後は細かい部分を取り除けばOKです。後で使うので捨てないように。

2.残った肉の部分を大き目の一口大に切り、塩・コショウで和える。

ちょっとかけすぎかな?というぐらいが美味しいです。

3.1を中火に熱したフライパンで炒め、スジだけ取り出す。

牛脂から旨味が詰まった油が出て、スジはカリカリになるまで炒めましょう。ここでも捨てないように。

4.弱火にしてニンニクを3に入れ、キツネ色になるまで香りを抽出する。

牛肉の臭みをニンニクが消してくれるので、弱火でじっくりと香りを抽出しましょう。

5.2を4に入れ、中火でお好みの焼き加減になるまで焼く。

脂とスジを取り除いているので、若干焼きすぎても柔らかく美味しいです。

6.5を取り出し、先ほど取っておいたスジとモヤシを炒め、仕上げに醤油をかける。

7.丼に白飯を盛り、6を敷いてステーキ肉を上に乗せ、完成。

安い肉でもきちんと処理をすれば、非常に美味しく仕上がります。やり方も簡単ですし材料も台所に常備してあるものでできるので、ぜひ試してみてください。

いつも噛みきれなかったお肉がこんなに柔らかな食感になるとは!と衝撃を受けるはずですよ。

(文・写真=麻衣子)