「映画レビュー」にまつわる記事

池松壮亮と石橋静河が主演する『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』超絶不器用なラブストーリーに共感します【最新シネマ批評】

【公開中☆最新シネマ批評】
映画ライター斎藤香が、公開中の映画の中からおススメ作品をひとつ厳選して本音レビューします。

今回の本音レビューは、『舟を編む』などの石井裕也監督の最新作『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』(5月13日より先行公開)です。石井監督の映画に登場する人物って、ちょうどポーチ世代ドンピシャなんですよ。おまけに石井作品にハズレなし! だからついついみなさんに紹介したくなってしまうのです。

本作は都会で生きる若者たちの行き場のない思いを綴った作品で、原作は最果タヒによる現代詩集。詩集の映画化とは大胆ですね。では物語からご紹介していきましょう。

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ばかうけ宇宙船が話題の映画『メッセージ』 内容は宇宙と人生を繋ぐ、とても壮大で深遠な泣けるSF映画なのです【最新シネマ批評】

【最新シネマ批評】
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画のなかから、おススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのは、映画『メッセージ』(2017年5月19日公開)。そうです、あの「ばかうけ」にソックリな宇宙船が出てくる映画です。まさかドゥニ・ヴィルヌーヴ監督自ら「宇宙船のデザインは、ばかうけに影響されたんだよ」なんて言うとは思いませんでしたよ。

でもみなさん、もう「ばかうけ」のことは忘れてください。映画『メッセージ』に登場するあの宇宙船から「ばかうけ星人」は出て来ませんからね!

この映画は「あなたの人生の物語」(テッド・チャン著)が原作です。SF的なタイトルではありませんが、映画を最後まで見ると、このタイトルの意味がわかります。これは人生の映画なのです。

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故郷ですべてを失った男が心の傷に向きあう姿に涙腺が崩壊…マット・デイモンがプロデュースした傑作『マンチェスター・バイ・ザ・シー』【最新シネマ批評】

【最新シネマ批評】
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画のなかから、おススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのは、2016年度アカデミー賞主演男優賞と、脚本賞を受賞した『マンチェスター・バイ・ザ・シー』(2017年5月13日公開)です。

ケイシー・アフレックが演ずる、故郷に帰って来たひとりの男の人生を描いた作品で、とてつもない大きな感動を呼び起こす人間ドラマになっています。では、まず物語から。

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やっぱり笑いが止まらない『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』/ ウラ話「監督が俳優にしたオーディション内容などもご紹介【最新シネマ批評】

【最新シネマ批評】
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画のなかから、おススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのは、SFアクションコメディ『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(2017年5月12日公開)。2014年の第一作目が超話題になった、マーベル作品の続編です。

同じヒーロー映画でも『アベンジャーズ』の面々に比べると、ヒーローとして完璧じゃないところがいい! 何しろ宇宙のはみ出し者たちですからね。

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映画『帝一の國』は菅田将暉の絶叫演技と濃厚なイケメン集団のバトルに萌える男子校映画です【最新シネマ批評】

【最新シネマ批評】
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画のなかから、おススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのは菅田将暉や野村周平、竹内涼真など人気若手俳優たちが共演する “イケメンオールスター映画” 『帝一の國』(2017年4月29日公開)。

本作は、古屋兎丸の同名漫画『帝一の國』の実写映画化で、主演の菅田将暉は原作の大ファン。「読んでいたときから、この役(帝一)は、自分が演じるためにあるんじゃないかと感じていた」というほど惚れ込んでいたそう。

私は試写で見させていただきましたが「2017年の日本映画のトップ3に入るかも!」と大興奮の映画でしたよ。では物語のあらすじから。

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やめる道を選ぶか? やめない道を選ぶか? 前作から20年、かっこ悪い男のかっこいい映画『T2 トレインスポッティング』【最新シネマ批評】

【絶賛公開中☆最新シネマ批評】
映画ライター斎藤香が見た最新映画のなかから、おススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのは、絶賛公開中の映画『T2 トレインスポッティング』。大ヒットした1996年公開の前作『トレインスポッティング』から、なんと20年を経ての続編公開です! 内容もまた、主要人物たちの20年後の物語になっています。

長い時をこえて公開された続編『T2 トレインスポッティング』、果たしておもしろいのでしょうか。前作のおさらいをしつつ、みていきましょう。

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ジョーカーがウザ可愛い!! 面白すぎると話題の映画『レゴバットマン ザ・ムービー』を楽しむポイント5個をご紹介します♪

2017年3月31日、4月1日公開の「ぴあ映画初日満足度ランキング」で、1位を獲得。各映画関連サイトのレビューでも軒並み高得点をたたき出しているにもかかわらず、大手メディアではさほど話題にのぼらない……そんな映画があります。

その映画の名は『レゴバットマン ザ・ムービー』。レゴブロックで作られた『バットマン』作品です。

私も遅ればせながら観に行ってまいりましたが、向かったのが土曜日ということもあってか、英語字幕版を上映した新宿ピカデリーの座席はほぼ満席。映画が終わって劇場を出ようとすると、後ろのほうから「良すぎて涙が止まらない……」とすすり泣く女性の声がいたしまして(本当です)、人気のほどをまざまざと見せつけられました。実はわたしも、ちょびっと泣いちゃったんですけどね。

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映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』はスカヨハの魅力が大爆発! アニメ版の押井守監督も「存在感とカリスマ性が強烈なんだ」と大絶賛【最新シネマ批評】

【公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画のなかから、おススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのは、話題作『ゴースト・イン・ザ・シェル』(2017年4月7日公開)です。原作は、士郎正宗の漫画『攻殻機動隊』で、これをアニメ化したのが押井守監督作『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』。押井監督のアニメは多くのアニメーターや映画業界人に衝撃を与えた作品ゆえに、ハリウッド実写版がどのようになるのかは、ファンは期待に胸を躍らせたり「大丈夫か?」と不安になったりしたでしょう。

「原作やアニメ知らないと、わかんないんじゃないの?」という皆さん、この映画はマニア向けではなく良い意味で一般向け、ザ・エンターテインメントな作りになっています。というか女性に見てほしいSFアクション映画なのです。

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言われなかったら星野源だとわからない! 星野源が映画『夜は短し歩けよ乙女』で、片思いのドツボにはまる先輩を熱演【最新シネマ批評】

【公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画のなかから、おススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのはアニメ映画『夜は短し歩けよ乙女』(2017年4月7日公開)です。森見登美彦の同名ベストセラー小説のアニメ化で、アニメ界でも独自のヴィジュアルを持った湯浅政明監督作。そして声の主演は星野源! 

脚本は劇団「ヨーロッパ企画」の代表で、第61回岸田國士戯曲賞を受賞した上田誠。音楽はASIAN KUNG-FU GENERATIONという強力なメンツです。では物語からいってみましょう!

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【ネタバレ注意】話題作『キングコング』は日本へのオマージュを随所に感じられる大迫力映画 / BL要素にキングコングの萌え要素など盛りだくさんだよぉー!

2017年3月25日に日本公開された映画『キングコング:髑髏島の巨神』が面白すぎる。ただただ、楽しい……!!

映画ファンの友人から興奮気味に感想を聞かされ、いてもたってもいられなくなったわたしは、迷わず映画館へ直行しました。『ラ・ラ・ランド』『モアナと伝説の海』などなど、ほかにも観たい映画がたっくさんあったけれど、そんなに熱っぽく語られちゃあ優先せずにはいられないっ。とはいえぶっちゃけ、わたし怪獣映画にそこまで興味はないのだけれども、ね。

そんなわけで期待半分、「失敗してもそれはそれでいいや~」という気持ち半分で、『キングコング:髑髏島の巨神』に臨んだのですが、正直な感想はズバリ「なにこれ、めっちゃめちゃ面白いじゃん!!!!!」

「すごーい!」「でかーい!」「やさしーい!」「こわーい!」といった具合に、口から出てくる感想はどれも幼子レベル。わたしの語彙力をほぼゼロまでもっていった『キングコング:髑髏島の巨神』の魅力、細部に隠されたこだわりを語りたいと思いますっ。

ここから先はネタバレありなので、ご注意くださいね!

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宇宙で二人ぼっちになった男女を描く映画『パッセンジャー』は、まるでSF版『タイタニック』! 実はめっちゃラブストーリーなのだ

【公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画のなかから、おススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップしたのはSF映画『パッセンジャー』(2017年3月24日公開)です。「SF映画は苦手~」という女性は多いかもしれませんが、本作は女性にオススメのSF映画。なにしろロマンスがありますから。それもジェニファー・ローレンスとクリス・プラットの!

宇宙船の中で二人だけ目覚めてしまった。絶望的な中、二人はどうする? 監督は『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』で実力を認められたモルテン・ティルドゥムです。

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映画『SING / シング』はビートルズからきゃりーぱみゅぱみゅなど超人気ミュージックが大集合! 動物たちのノリノリ歌唱は爆笑と感動の渦です!

【公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画のなかから、おススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのは、あの『ミニオンズ』を製作したユニバーサル・スタジオの新作映画『SING/シング』(2017年3月17日公開)です。大ヒット作『ラ・ラ・ランド』や『モアナと伝説の海』、そして4月公開のミュージカル映画『美女と野獣』など、今年はミュージカルの当たり年になりそうな予感がします。

そんな勢いあるミュージカル映画の中でも、ヒット曲満載のポップな音楽アニメーション『SING/シング』は最高です。もう楽しくて楽しくて! ではサクっと物語をご紹介。

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ディズニーの新作アニメ『モアナと伝説の海』の壮大な海とモアナの冒険は、凹んだ気持ちをグワーっと前に向けてくれるよ【最新シネマ批評】

【公開直前☆最新シネマ批評】
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画のなかから、おススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのはディズニーの新作アニメ『モアナと伝説の海』(2017年3月10日公開)です。春めいてきましたが、まだまだ「さむっ!」とつぶやいてしまう毎日を吹っ飛ばしてくれる『モアナと伝説の海』は、南国が舞台。海、空がドーンと現れて気持ちよく、そこで育ったモアナ嬢の大海原での大冒険が描かれます。では物語から。

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アカデミー賞大本命のミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』の泣きのツボはラスト、涙腺崩壊です!【最新シネマ批評】

【公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画のなかから、おススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのは、本年度アカデミー賞で13部門14ノミネートを得た、大本命と言われるミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』(2017年2月24日公開)。

『ハドソン川の奇跡』の米国プロモーション中に、トム・ハンクスが「この映画は何かの続編でもないし、劇中の音楽は誰も知らない。でも素晴らしい映画だ」と、自身は出ていないにもかかわらず必見であると語っていたという話が世界のニュースで発信されたほど。

デイミアン・チャゼル監督は、すでに力作『セッション』で名声を得ていましたが、あの映画とは全く違うアプローチで音楽を映画の世界に取り込み、誰もが心を奪われる映画を作り上げたのです! では、まず物語から。

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満島ひかりの “ひとり語り” のシーンは圧巻…映画『愚行録』は見終ったあと背筋がゾワゾワしてしまう内容です【最新シネマ批評】

【公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画のなかから、おススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのは、妻夫木聡、満島ひかり主演のミステリー映画『愚行録』(2017年2月18日公開)です。原作は貫井徳郎の同名小説で、第135回(平成18年)直木賞候補にもなっています。

育児放棄をした若い母親の事件と一家惨殺事件がそれぞれ描かれ「何か関係あるのかな?」と思ったら……。見終ったあと背筋がゾワゾワ~っとするような、いやに後味が悪いミステリー。“イヤミス” 映画なのです。では物語からサクっといってみましょう。

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電気がなくなったら家族は仲良くなる!? 映画『サバイバルファミリー』は電気がない極限の世界を描くちょっとブラックなロードムービー

【公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画のなかから、おススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのは『ウォーターボーイズ』などヒット作が多い矢口史靖監督の最新作『サバイバルファミリー』(2017年2月11日公開)です。

本作は「もしも世界から電気がなくなったら……さあ、どうなる!」というストーリー。鈴木家の皆さんのサバイバルぶりをコミカルに描きつつ、ある種の警報を鳴らしているのではないかと思われる、矢口監督流のプチ社会派コメディです。

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ティム・バートン監督作『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』は個性的すぎる人を救う優しいファンタジー【最新シネマ批評】

【公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画のなかから、おススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのは、ティム・バートン監督の最新作『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』(2017年2月3日公開)です。

ミステリアスでファンタジック、そしてあいかわらずキモカワなテイストでバートンの世界が展開される、素敵な作品です。先日ティム・バートン監督が来日をして、ゴキゲンな記者会見が開かれました。私も出席してきましたので、そのときのお話も入れつつ、映画をご紹介していきましょう。

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松坂桃李・菅田将暉だけじゃない!! GReeeeN誕生を描いた話題作『キセキ -あの日のソビト-』は物語も配役も素晴らしい良作でした【最新シネマ批評】

【公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画のなかから、おススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのは、松坂桃李と菅田将暉が兄弟を演じる映画『キセキ -あの日のソビト-』(2017年1月28日公開)。

素顔を隠して音楽活動をする人気アーティストGReeeeNと、代表曲「キセキ」の誕生秘話を映画化した作品です。

そのGReeeeNの4人を演じた菅田将暉、横浜流星、成田凌、杉野遥亮は、テレビ朝日系音楽番組『ミュージックステーション』に「グリーンボーイズ」として出演。この映画のタイトルにもなっている大ヒット曲「キセキ」を熱唱し、女子たちを歓喜させました。1月24日(GReeeeNのデビュー日)にCDデビューもしているんですよ!

でもこの映画は、彼らの歌とルックスだけの作品ではなく、とてもさわやかで楽しくてグっとくる青春映画なのです。

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隠れキリシタンを演じる窪塚洋介の強烈な存在感は見逃せない…話題作『沈黙 -サイレンス-』の最後に明かされる沈黙の意味とは?【最新シネマ批評】

【公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画のなかから、おススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのは、マーティン・スコセッシ監督の最新作『沈黙 -サイレンス-』(2017年1月21日公開)です。遠藤周作の原作を映画化、日本人キャストも多く出演したことが話題になっていますね! 

神、信仰、人間の脆さなどをえぐるように描き、確かに重いけれど、いろいろ考えさせられる傑作だと思います。では物語から。

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織田信長を救え! アラサー失業女子が奮闘する映画『本能寺ホテル』現世と戦国時代を行ったり来たりするヒロインが見た本能寺の変とは【最新シネマ批評】

【公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画のなかから、おススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのは、綾瀬はるか、堤真一が主演する歴史エンターテインメント映画『本能寺ホテル』(2017年1月14日公開)です。

本能寺といえば、“本能寺の変”。織田信長が人生の幕を閉じた場所でもあります。何度も映画化、ドラマ化されてきたのはご存じの通り。織田信長ファンが集まりそうな名前のホテルで起こる、不思議な出来事を描いたのが映画『本能寺ホテル』なのです。

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