8月も後半に入るというのに、まだまだ暑さ真っ盛りですね。皆さん、どうやって涼を取っていますか?
体を涼しくさせる方法としては、「超こわい本を読んで戦慄する」というのも一興。そこで今回、私(記者)がご紹介するのがある伝説的ともいえる小説。タイトルは『ドグラ・マグラ』。
……といえば、すぐにわかる方もいるでしょう。『ドグラ・マグラ』は作家・夢野久作が1935年(昭和10年)1月に刊行した一大奇書。そのあまりに常軌を逸した内容から「日本探偵小説三大奇書」のひとつにも数えられるほど。
しかも、キャッチコピーが「本書を読破した者は、必ず一度は精神に異常を来たす」ですよ? ……あらすじなんてひとっことも言ってないのに、すでにこの精神的にジワジワ責めてくるヤバそうな感じ! 読めば見事に鳥肌立たせてくれそうで、いやー、これは涼しくなれちゃうわー。