かつては痩せているほど良いというような雰囲気のあったファッション界のスーパーモデルたちでさえ、今やその痩せすぎ体型に警告を打たれている中、まだまだ世の中はダイエット支持率が高いようです。たしかに、体型が細身になることで、ファッションの幅がグンと広がることは事実。顔つきもシャープになるし、痩せたらもっと外見だって良くなるかも?

でも、ダイエットで身体を壊しがちになるのは、みなさん周知のとおり。そのどれも無謀なダイエットによるものです。バナナしか食べないとか、米などの炭水化物類は一切食べないとか、極端な食事制限ダイエットはリバウンドを起こしやすいだけではなく、深刻な病気に発展するかもしれません。

健康的に痩せるにはどうしたらいいのか、実はとても普通のことかもしれないけれど、いま一度整理したい。そう思った記者は、知人の栄養士に聞いてみることにしました。

「まず、肥満症としての症状には遺伝と生活スタイルの2つの要因が考えられます。生活スタイルが理由で肥満となった場合、つまり過食や運動不足による場合ですが、例えば食事においてご飯を抜くと逆に脂肪を増やすことになるので、米やお肉をバランス良くとることが一番重要です。」

まず、炭水化物は太るからといってお米を抜くのはご法度! 炭水化物を摂取しないと体内の糖分が減り、それを身体が補おうとして逆に脂肪が付いてしまうので、たとえ量を減らしてもバランスの良い食糧を少しずつ摂取することが大切とのこと。

これって脱力するくらい、ごく当たり前のことかもしれないけれど。時々メディアが流す「○○ダイエット」などという、あたかも魔法のようにみるみる痩せられるといった夢のようなダイエット神話に人々は流されやすいからこそ、ここはしっかりと心得ておきたいところです。

当然ながら偏った食事はタブー。お肉をとることで野菜に含まれるビタミンなどの栄養を摂取しやすくなる……といった食糧間の相互作用を忘れてしまっている方も多いのではないでしょうか。ほかにもこんにゃく、かいそう、茸類、など、とにかくバランス良く摂取することを第一に心がければ自然とスリムな体型になるようです。

また、太りにくい身体を作るには、まず決められた時間に、よく咀嚼(そしゃく)してゆっくり食べること。間食したいときは果物が理想的とのことです。ちなみにバナナはご飯一杯分あるので、おやつに食べた場合は夕飯をご飯半分にするとか、1日にとるべきカロリーを考えながら摂取しましょう。

ちなみに、栄養剤などを使用している人は、必ず食事を摂る上で足りない分を錠剤でとるように心がけるようにとのこと。物によっては取りすぎるとよくないものもあるそうなので、ちゃんと薬剤師などに聞いてみると良いかもしれません。

このように、ダイエットに魔法や奇跡は存在しないのです。とても普通すぎて地味かもしれないけれど、当たり前の食生活を毎日続けることが大切。そうすれば、過酷なダイエットは必要なく、健康的でスリムな体型を取り戻すことができるのです。

(記者/ 雨傘)