最近、コラーゲンという言葉を耳にする機会が多くなりました。美容クリームはもちろんのこと、コラーゲン配合の栄養ドリンクやお菓子まで登場しています。そもそもコラーゲンとは、人間の体の約25~30パーセントを占めるたんぱく質のことです。皮膚組織を柔らかくハリのある状態に保つ働きがあるために、お肌が気になる年頃の女性たちはコラーゲンを必要としているというわけなのです。

肌は何層にも重なりあって構成されており、その一部を「真皮」と呼びます。主な要素がコラーゲンであり、1つひとつが房のような状態にです。それらは若い時には柔軟性と弾力があり、笑ったり眉をひそめたりしてもすぐに元通りの状態に戻ります。しかし25歳を過ぎた頃から、融着し始めるので、肌は弾力を失い元に戻りづらくなるのです。

化粧品会社大手のロレアルをはじめ、あらゆるブランドがコラーゲン配合のクリームを発売していますが、実は「外側から」コラーゲンを取り入れることには異議もあります。それは「皮膚組織に浸透させるには、コラーゲンは分子が大きすぎる。むしろ本来持っている若々しい皮膚を殺しかねない」というのです。そこで皮膚科医と栄養学者が、内側からコラーゲンを摂取し保護する方法を提案しています。彼らが考える、コラーゲン濃度を上げるのに効果的とされる食べ物をご紹介しましょう。

■ 大豆
大豆でできたものなら、全てが肌に良いとしています。大豆に含まれる「イソフラボン」は、女性ホルモンと非常に似通っており、女性には大変おすすめの食材。コラーゲン濃度と女性ホルモンは比例関係にあります。ホルモン値が下がる更年期に大豆を食べれば、どちらも上昇します。実験では6カ月で6.5パーセントもコラーゲン濃度が上昇しました。

■ サケ
次は、肌を柔らかく保つために必要な高水準の「オメガ3脂肪酸」を含むサケです。柔軟な肌を維持するだけでなく、肌の炎症を抑える効果もあります。サケ以外にも脂ののった魚、ニシンやサバも良いようです。コラーゲンが融着するのを防ぐ、「カルノシン」というたんぱく質が豊富な七面鳥も、柔らかな肌を保ってくれます。

■ ホウレンソウ
野菜ではホウレンソウをはじめ、キャベツやケールなどの青菜類がいいでしょう。これらには「ルテイン」という酸化防止の役割を果たす成分が、豊富に含まれています。紫外線などによって発生する化学合成物を中和し、コラーゲンを保護してくれるのです。同じく酸化防止に役立つのがブルーベリー。これに多量に含まれるビタミンCは、コラーゲンを作るのに必要不可欠です。

これらの食べ物を推奨している皮膚科医のフレドリックブラント博士は、「砂糖を使用した菓子や澱粉質の食べ物などは、コラーゲンを融着させたり堅い状態にします。老化を促し肌には良くありません」として、天然のものを選ぶようにと薦めています。食べ物に気をつけるだけで、若々しくてハリのある肌を手に入れられるのならば、安いもの。善は急げです、あなたも今日から始めてみませんか?
(文=田端あんじ・文責=佐藤英典)

screenshot:dailymail.co.uk
■参考リンク
DailyMail(英文)