靴底に付けられた、茶色でもったりした存在感たっぷりの物質。はい、ついにゾウさんのウンコをリサイクルした、究極のエコハイヒールが登場しました。

ウンコの威風堂々振りにも驚きますが、高さ25センチのハイヒールに描かれたデザインも色鮮やかでステキ! 機会があれば履いてみたいかも。

このハイヒールは、イギリスはロンドンにあるテート・ブリテン国立美術館が、画家のクリス・オフィリさんに絵画展を依頼したときに、目玉企画のひとつとして制作されたものです。

ハイヒール制作のためにクリスさんが白羽の矢を立てたのは、ハイヒール専門メーカーのインサ・ヒールス(Insa Heels)。奇妙でありながら美しさを保つデザインで、時代を二歩リードしているとしてファッション業界でも有名なメーカーです。このハイヒール、グラミー受賞歌手のエステルさんが、『Fall in Love』のPVで履いていたので、印象に残っている方もいるかも知れません。

制作方法も非常に手が込んでいます。90年代に、クリスさんはよくゾウさんのウ◯コを絵の具に混ぜていたそうです。そこでインサ・ヒールスは、そのときクリスさんが使用していたのと同じ糞を使用しようと考え、その糞を出したゾウの捜査を始めました。そして、なんとかお目当てのゾウの家族を探し出すことができ、クリスさんへの最大のリスペクトを込めた素材収集に成功。ヒールの底に、こんもりと使用することができました。

そこに、樹皮加工のビーズを靴底に使用することによって、クリスさんの初期作品を表現。さらに、以前クリスさんが描いた、美術界に物議をかもした『聖母マリア』のオマージュとして、ヒール全体に模様を描きました。

ところで、臭いはどうなの?  と、ご心配の声が聞こえてきそうですが、防腐加工され表面をコーティングしているので、なんの問題もないようです。

ゾウさんは1日に100キロのウンコをするので、究極のエコ商品として、生態系を壊さない程度に量産されるかもしれませんね。

(文=カトーゴー)

参照元:INVENTORSPOT(http://p.tl/6VX2