産まれながらに聴覚障害を持つ赤ちゃん、ジョナサン君。生後わずか8カ月で人工内耳の手術を受けました。数ヶ月後、手術の成果が発表される世紀の瞬間にも、ジョナサン君はママに抱かれて、いつも通りおしゃぶりを口にしてご機嫌な様子です。

お医者さんがレシーバーにスイッチを入れた瞬間に、ママの目をジッと見つめるジョナサン君。明らかに反応があった様子です。そして、ママが「Hi! ジョナサン」と話しかけると少し驚いてしまったよう。でも、すぐに「ママの声が聞こえる?」の問いに、ジョナサン君はニコニコ笑顔で返答。ママはあまりの嬉しさに「Hi!」と何度も話しかけます。そして「ママの声が聞こえる?」と再び尋ねると、ジョナサン君は「アウ~」と声を出し、満面の笑みで返事をしました。これこそ誰もが待ち望んでいた笑顔ではないでしょうか。

ジョナサン君をニコニコにさせた人工内耳というのは、内耳(蝸牛)に電極を埋め込み、外部から受信した音を大脳に伝達させるための補助を行う装置のことです。日本では1985年に初めての装用がスタート。1994年からは健康保険が適用されるようになり、手術を受ける方が増えて小児、成人共に年間250~30人になりました。現在までに世界中で約20万人の方が人工内耳の手術を受けたそうです。

ただ、手術を受けても完全に聴力が戻るとは言えず、リハビリを行い、健常者のだいたい半分程度にまで戻れば成功だと言われています。また、手術は幼少期で、音に触れていなかった期間が短ければ短いほど言葉を認識できる可能性が大きいそうです。だから、これからジョナサン君もリハビリを乗り越えていかなければいけないのですね。

英語圏で「赤ん坊というのは、羽が徐々に消えていき、代わりに脚が伸びて行く天使だ」という言葉があるのですが、ジョナサン君の笑顔は天使そのもの。暑さを忘れてしまいそうな天使の笑顔で、しばし癒されましょう。

(文=カトーゴー)
参照元:You Tube (http://p.tl/uyHf