普段から見慣れた何気ない景色も、少し視点を変えるだけで全く違って見えることがあります。見る方向を変えてみたりフィルターを通してみたりとその方法は様々。

今回は写真家サイモン・ボンド氏の作品「Refraction(光の屈折)」から、ガラス玉を通して撮影された美しい風景をご紹介します。

まず、写真をご紹介する前にサイモン氏について少しご説明しましょう。英国出身のサイモン氏はアジアを中心に活動するフリーランスの旅行カメラマン。15歳で写真を撮り始めた彼は、韓国で5年ほど英語教師をした際に体験した、アジア文化の多様性や活気のある生活に魅力を感じ、これまでにスリランカ、中国、インド、モンゴル、台湾、日本など様々な国に渡り制作を続けています。つい先日発表された韓国の地下鉄を収めた写真集「ソウル・メトロプロジェクト」にも参加している話題の写真家です。

そんなアジアフリークともいえるサイモン氏の新作「Refraction」は、直径10センチメートルほどのガラス玉に人物や風景を映して撮影したもので、2年間かけて旅をしながら撮影した作品。

ネオンがぎらつく夜のソウル市内は水晶の中ではジオラマのようにかわいらしく輝き、ゴツゴツとした険しい道がどこまでも続くゴビ砂漠も、水晶玉に閉じ込めてしまえば青空の下に作られた砂山のようでとてものどかです。こんなふうに、世界中の美しい物を持ち運ぶことができたらどんなに素敵なことでしょう。

この「Refraction」を含む彼のこれまでの作品は、「simple scene, sensational shot」という写真集としてまとめられ今年の夏か秋に出版予定だそうです。気になった方はぜひチェックしてみては?

(文=みあざきぱなま/ 写真協力=サイモン・ボンド)
参照元:369photography.co.uk(http://goo.gl/KZ6F7

▼インドネシア・ヨグヤカルタにて

▼韓国・スンチョン



▼「ソウル・メトロプロジェクト」より

▼食事も旅行の楽しみの一つです

▼旅行に忘れてはいけない大切なフィルム

▼音楽も旅の大切なおとも

▼インド・オルチャの遺跡

▼韓国・チェジュにて

▼インドネシア・ジャカルタ

▼マレーシア・イポーの寺院

▼モンゴル・ゴビ砂漠

▼「影の手袋」

▼「イチョウの木」