写真をご覧ください。これ、なんだかわかりますか? 

まるでレースのような細かさとデリケートさが印象的な、こちらの作品。実はこれ、『レース切り絵』という名の、切り絵なんです!

『枯れない蓮』と題されたこちらの作品を制作したのは、フランス在住の日本人切り絵作家、蒼山日菜さん。この方は、あの有名誌『Newsweek』が選ぶ「世界が尊敬する100人の日本人」に選ばれたことがあるほどのスゴイ人。

蒼山さんの強みは、なんといっても、このあまりに繊細な作品をハサミ1本で作り上げてしまう稀有な才能と、そのデザイン力。それがどんなに得難い能力か、写真を一目見ればわかるはずです。

そんな彼女の才能が、もうひとつの才能とぶつかり合ってできたのが、この『枯れない蓮』。『枯れない蓮』は、俳優・関口知宏さんとのコラボ作品。作曲が趣味という関口さんが書いた同名の楽曲を、蒼山さんが『レース切り絵』というかたちで楽譜にしたのだとか。

木々とそこに咲く花、その上を雫のようなものがこぼれ落ちているかのようにみえるこの作品が、まさか楽譜だなんて……。その発想力に、思わず息をのんでしまいます。

「伝統と現代的なスタイルをミックスさせた私独自の世界観、それがこの『レース切り絵』なんです」と語る蒼山さんの言葉どおり、彼女の作品はどれもこれも、他人が真似できないほどのオリジナリティーに溢れています。ひとつの作品が出来上がるまで数カ月かかることもあるそうですが、納得のいく作品を作り上げることが、最高のストレス発散になるのだそう。蒼山さんは、レース切り絵を心から愛しているんですね~。

そのほかの作品も、どれも甲乙つけ難いほど美しく、その圧倒的な技術の高さに度肝を抜かれるばかり。「私も作ってみたい!」というあなたは、蒼山さんが監修している切り絵キットや専用ハサミ、図案集が販売されているようなので、ぜひチェックしてみて。

(文=田端あんじ)

参考元:flickr.com( http://goo.gl/frb1j

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