不特定多数の人たちが公共の場所に突如として集まり、何かを成し遂げ即解散することを「フラッシュモブ(Flash mob)」といいます。ダンスやミュージカルのフラッシュモブは特に有名ですが、今回ご紹介したいのはクラシック!

YouTubeにアップされた動画のタイトルは「Som Sabadell flashmob」。何が起きるのかは薄々分かっているのに、どういうわけだか鳥肌が立つほどに感動してしまうフラッシュモブ動画なのであります。いわば、感動注意な作品です。

場所はスペイン、カタルーニャ州バルセロナ県の都市「サバデイ(Sabadell)」。時は2012年の5月19日、自国は午後18:00のことでした。広場にポツンと立つコントラバスを持った男性の前に置かれているシルクハットの中に、少女がコインを入れたところ……

マネキンのように動かなかったコントラバスの男性は、突如、演奏を始めました。最初は何の曲だか分からない。しかし、チェロを持った女性が演奏に加わると、それが『第九』であることが分かってきます。そしてその後も続々と楽器を持った人たちが加わって、大オーケストラ大会になるのは予想できる――のですが!

演奏だけではなく、まさかまさかの合唱付き! それも予想を遥かに超える、ド迫力の『第九』合唱だったのです。なんという迫力、なんという感動的な音色でしょうか。この光景には、偶然そこに居合わせた街の人たちも間違いなく感動したことでしょう。

ちなみにこのフラッシュモブは、「Banco Sabadell」という銀行の130周年を記念して企画されたものなのだとか。参加したオーケストラと合唱団の人数は100人以上。動画の映像も編集も美しく、現在までに61万回以上も再生され、1万2000以上の「いいね!」が付いています。

(文=長州ちなみ
参照元:Youtube(http://goo.gl/yEoGQ