2012年7月、上野動物園で24年ぶりに生まれたパンダの赤ちゃんが死亡し大きなニュースになりました。ですが去る8月10日に嬉しいニュースが! 和歌山県にある『アドベンチャーワールド』でパンダの赤ちゃんが誕生したのです。

関西圏以外の方にはあまり知られていませんが、和歌山にはパンダが11頭もいるんです。ですがそのパンダファミリーの家系図を整理すると……昼ドラも光源氏も真っ青な展開になっておりました~!

アドベンチャーワールドにオスのパンダの永明(えいめい)が来たのは1994年のこと。そして、2000年に中国から梅梅(めいめい)がお嫁さんに来ました。しかし、そのとき梅梅のお腹にはすでに、別のパンダとの子どもが! 良家のお嬢様が実は妊娠していたなんていきなり昼ドラ的展開ですわッ。

永明・梅梅夫妻に愛憎劇があったかはわかりませんが、2000年9月、お腹の子は無事に生まれ、和歌山生まれ第1号・「良浜(らうひん)」と名づけられすくすく育ちました。パンダの繁殖が難しいことはよく知られていますが、永明・梅梅の間には6頭の子どもが次々と生まれます。

そして、8年後……良浜ちゃんが妊娠! なんとお腹の子の父親は、良浜の義父でもある永明だったのです。えーっ! 父と娘じゃないですか! 良浜は2008年9月に男の子と女の子の双子を出産しました。生まれた赤ちゃんから見るとママの兄弟はおじ・おばであると同時に腹違いの兄弟でもあり……あーもう、ややこしいっ!

これでは昼ドラも真っ青、光源氏もビックリです。ともあれにぎやかになったパンダファミリー。ですが、喜びもつかの間、赤ちゃん誕生から1カ月、同年10月に梅梅が死去。関西は悲しみにつつまれました。

その後、良浜は2010年に双子を生み、そして2012年8月に女の子の赤ちゃんを出産しています。すごい家系図だぁー!

と、まぁ、擬人化して考えると生々しいのですが、よくよく考えると永明と良浜の間には何の血のつながりもありません。婚姻制度がないパンダ界では問題はないことなのでしょう。

なお、梅梅との間に生まれた子どものうち3頭は中国へと旅立ち、現在同園には永明・良浜夫妻を含む計11頭が暮らしています。この数は、世界でも中国のパンダ繁殖基地以外例を見ないそう。アドベンチャーワールドは実はめちゃめちゃすごかったんだ!!

11頭の父親になった永明、親子二代で子育て上手な梅梅と良浜、そしてアドベンチャーワールドのスタッフの方々には拍手をおくりたいです! なお、8月10日に生まれた赤ちゃんは23日より公開が始まりました。名前も募集していますよ。

家計図を整理するとちょっとびっくりですが、とってもにぎやか幸せ家族。幸せを分けてもらいに赤ちゃんパンダに会いに行きたくなっちゃいますね。

(イラスト、文=おおさか もぐみ / 写真=flicer kawarano
参考リンク:アドベンチャーワールド(http://goo.gl/9D7V4

▼家計図をもう一度おさらい♪ 子どもたち同士の関係が特に難しいっ

▼まさか昼ドラ的展開になっていたとは……

▼こちらはアドベンチャーワールドのちびパンダ!

▼ごろごろりん☆ かわいいよぉー