「アンチエイジング」と聞くと、「年相応に年をとれば良いじゃない」とか「それって『若さ信奉』だよね」とか「『永久に美しく』? おどろおどろしい」とか思っている人、いませんか? 

記者も以前はそう思っていました。でもね、その発想は間違ってます! 記者は日本抗加齢医学会の考え方に触れて開眼。アンチエイジングの目的は「健康でいること」「病気を予防すること」なんですよ!! 恥じらうことなくアンチエイジング道を突き進んじゃっていいんです。

ということで、本日は「薬膳+マクロビオティックでアンチエイジング」の記事。マクロビオティックと言ったらあの、50代にしてピチピチバディのマドンナが取り入れている食事方法ですよ!

教えてくださったのは、マクロビオティックインストラクターで漢方養生士でもある河合由記さん。

皆さん、マクロビオティックは海外から輸入されたものだと思っている方はいませんか? 実はマクロビオティックは伝統的な日本の食事文化をベースにした食事法なのです。由記さんは、そのマクロビオティックと中国の医学から来る薬膳を融合して、アンチエイジングに効く食事方法を教えてくれました。さっそく紹介しましょう。

■アンチエイジングのためには、肝臓と腎臓を労ること!
「肝腎かなめ」と言う言葉が表す通り、肝と腎は人間にとって要となる臓器です。肝臓は体に入った毒素を解毒し、腎臓は毒素を排出するのです。そのため、アンチエイジングに一番大切なことは、肝臓と腎臓を労ることだと、由記さんは言います。

皆さん、目が血走ったりしていませんか? 中医学では肝臓は血を貯める臓器といわれているそう。目は多くの血液を必要とする臓器なので、肝臓が弱ってくると、目が血走ってくるそうです。目が血走っている場合、肝臓が弱っているというサインかもしれません。また、目の下に黒いくまができている人も、肝臓に気をつけて!

手足が冷えている皆さん。それから、爪が割れやすい、髪に勢いが足りないと思っている皆さん。皆さんは腎臓が弱っているかも。腎臓の働きが衰えてくると治るのに時間がかかり、それでも酷使していると腎臓病による人工透析などまで進んでしまうことも。腎臓が弱った状態から、一刻も早く通常の状態に戻すことが大切です。

■味噌、醤油などの調味料を、良質なものに変えること!
では、具体的にはどうやって肝臓と腎臓を労ったら良いのでしょうか。由記さんは、大切なのは「添加物、アミノ酸、防腐剤などといった、人工的な汚れたものを体に入れないこと」だと言います。

そのためにまず試してほしいのは、塩、醤油、味噌、梅干し、たくあん、米酢、みりんを、良質なものに変えること。商品の裏面の表記を見て、「○○ナトリウム」とか、「アミノ酸等」とか、「酸味料」などが入っていないものを選んでみてください。

■体を潤し、温めるための調理方法
また、体を潤し、温めることも特に秋冬には必要です。特に秋は、夏に汗をかき、体の組織が水分不足になっています。そんな体のまま空気が冷たく乾燥する季節を迎えると、頭痛、鼻づまり、胃痛、関節痛が出やすくなってしまうそう。でも、だからといって水をガブガブ飲んでも体は潤いません。

そこで、気をつけると良いのは
・ 自然な酸味をとること
・ 温めた果物や、ドライフルーツなどの自然の甘みを使ったデザートなどをとること
・ 調理の際、野菜は大きめに切って弱い火力でゆっくり加熱し、野菜の甘みを引き出すこと
・ 調理の際、塩気(ただし自然塩)や油を多めにして、量を多めに摂取すること

とのこと。また、秋冬にとると良い食品もあるそうです。

■食べると良い食品
秋冬に食べると良いのは、以下のような食べ物。

穀物: 玄米、もち、蕎麦
野菜: 根菜(大根、人参、蓮根、ごぼう)、白きくらげ、百合根、濃い緑の葉物(大根の葉、人参の葉)、白ごま、銀杏
豆・豆製品: 納豆、味噌
海藻: 芽ひじき
魚介類: 小さい海魚
果実: りんご、柿、梨などの季節の果物
お茶: ビワの葉茶、羅漢果茶、ほうじ茶

また、オリーブ油は体を冷やすので、体を温める菜種油やごま油を使うと良いのだそうです。

いかがでしょうか? 薬膳、マクロビオティックというと難しそうですが、調味料を変えたり、調理方法を少し意識したり、食べると良いものをちょっと取り入れたりするのであれば、できそうですよね。

目が血走ったり、黒くまができたり、髪の毛が薄くなったり、爪が弱かったりするのが肝臓と腎臓の影響だとするなら、食べ方を改善することは健康のためだけでなく、美のためにもなります。

記者は手足が冷えと髪の毛の勢い、目の血走りがとても気になるので、さっそく由記さんに教わった食養生を試したいと思います!

(取材、文=FelixSayaka

画像:flickr= jvumn
取材協力=「雪猫かふぇ」代表 河合由記