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あまりにヒドい状態のわが部屋。これは万が一カレシが出来たとき非常にマズい! ってんで数年ぶりのお片づけをしてみたところ、大量のダブりマンガが出てきました。非常にしんどい思いをしながら古本屋さんに運んで得たお金、310円。社会に怒られている気がしました。

さて、今回ご紹介するのは、アメリカの女子大学生が描いた17コマからなる短編コミック。女子がオタク系コンテンツを愛すことのジレンマとそこに隠された問題を短いながらも鋭く描き出し、『reddit』を中心としてアメリカで話題となっています。Pouch流の翻訳でお楽しみください。

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わたしは、オタク系って言われるコンテンツが大好き。

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でも、そういうモノを好きなことを、誇りに思うことができない。

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そういうコンテンツも、そういうのが好きな男たちも
女性の自信をよってたかって失わせようとするから。

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わたしは、ひたすらうんざりしていた。

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少しでも、作品のヒロインみたいになることってできるのかな?

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けどそんなの関係ないよね。作品のファンですって言いたいだけだもん。

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他のファンのひとたちとも会えるはず。それってきっと楽しいはず。

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けれど、それはわたしの勘違いだった。
『すげえカラダだなおい!』『クジラかよ!』『服着とけや』『アハハハハハハ』

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『作品読んだことあんのかよ!?』『ビッチが!』『ヤ*マンが!』

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わたしのコスプレは失格だ。

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あの子のコスプレも失格だ。

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けど、一体どうして、わたしたちはほかの人たちを喜ばせなくちゃいけないの?

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テレビが言う、「わたしたちは女性を尊敬しています」

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オタクの子も言う、「僕らは女性を尊敬しているよ」

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女の子が尊敬されるっていうのはそういうことなの?

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――閉。

このマンガは、アメリカの女子大生であるペイジ・ホールさんが大学の課題のために描いたものだそうです。アマチュアにして、かなりの画力……!

テーマはコミックにおける「hypersexalization」=過度に性が強調されることで、そこに彼女や友達が実際にコミックフェスティバルで体験したことを加えて作品にしたとのこと。またマンガやアニメ、ゲームのヒロイン像から、女子はプレッシャーを感じることがあるということを描いておきたかったと、ホールさんは自身のサイトで書いています。

確かに……峰不二子さんにしても源静香さんにしても、「みんながうらやむ女子」であって。男子みんなが彼女たちを基準にしだしたら、わたしたち女子はやってられないですよね。

また理想化の問題はともかくとしても、純粋に楽しいと思っていることを、女子であるからという理由でけなされたり、認められなかったりするのは、とても悲しいことです。

楽しむために作られたコンテンツで誰かがつらい思いをする状況が生まれているのなら、それは少し考えなくてはならないことでしょう。わずか17コマのマンガながら、いろいろ考えさせられる作品です。

ただ、オタク系カルチャーの歴史が浅いアメリカと違い、伝統ある日本の状況はもっとずっといいはず。(あと和食はボディメイキングにもいいよ!) いやな思いをしているマンガ・アニメ好きの女子がいたら、日本に来るといいと思う記者でありました。

参考:thumbcramps/tumblr(Paige Hallさんのオリジナル)
(文=纐纈タルコ/翻訳補助=鷹泊千里)