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1枚のポスターに表示されたひとつのフェイスパウダー。コンパクトの周りが動物を捕まえるためのワナになっているなんて、パンクすぎる。

一見ちょっとかっこいいけど……、でもでも、よく考えたら、これちょっと危なすぎやしない? うっかり挟まれたら血みどろになっちゃう! 私、血みどろになりながら、化粧なんかしたくないよ! 『永遠の美』を追い求めて若い女性を殺し、血を美容に使ったハンガリーの伯爵夫人、エリザベート・バートリみたいじゃないの! 

実はこのポスターは化粧品の動物実験に反対するもの。化粧品の開発にはさまざまな動物実験が行なわれているんですって。

しかも記者も少し前に知ったのですが、実験は「いちおう、危なくないかを確認しよう」というようなソフトなものじゃなく、めちゃくちゃハードなもの

例えば、皮膚への刺激を確認するためにウサギの背中の毛を剃り、そこへ試験薬を3日~2週間塗り続けて、化学物質が皮膚にもたらす影響(炎症や損傷状態)を調べたり、目に化粧品を塗り付けて放置したり、絶食させたマウスなどに試験物質を強制的に食べさせて誤飲による中毒を確認したり。しかもウサギ、犬、マウス、カエルなどすべての実験動物は、実験後に生きていても解剖されて殺され、廃棄物として処理されているんです。

つまり、このポスターはそういった、化粧品による動物を犠牲を表していると言うわけ。

「ひぇ〜! 知らなかった〜! 化粧品の動物実験のこと、ちゃんと教えておいてよ〜!」って言いたくなりませんか? 新たに動物を殺してまで作るような、攻め込んだ化粧品で美容対策をしなくても、記者はいいな…。自分がエリザベート・バートリになっちゃったような気がするし……。

紹介したポスターはオーストラリアのものですが、実はヨーロッパは2013年3月11日に化粧品の動物実験が全廃になりました。日本でも資生堂やマンダムなど、全廃を宣言したところもあります(ただし、中国向け輸出用は、中国政府が化粧品の動物実験を義務づけているので続行)。

でも、すべての化粧品会社が動物実験を廃止するまでには至っていないのが、日本の化粧品の現状。自分の使っている化粧品が動物実験を経たものなのか、確認したくなりますね。

ヨーロッパでできるんだから、日本でもできるんじゃないかしら。とりあえず、資生堂さん、マンダムさん、Good Jobでございます! 
(文=FelixSayaka

<欧米の「化粧品の動物実験反対」の広告には考えさせられるものがいっぱい!>

▼「私、もうお化粧なしで十分にきれいよ!」うさぎは動物実験によく使われる生き物とのこと▼

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▼動物実験をした化粧品のボトルには「死」が入っているのですよね▼

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▼うさぎと人間の立場を置き換えるとこんな感じ▼

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