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さつまいもの味がギュッとつまった、素朴で上品な味わいの舟和の芋ようかんは、お芋好きの人にはたまらない逸品。箱に整然と並べられた飾り気のない売られ方も日本の侘び寂びを感じられてステキです。

以前当サイトでは、そんな舟和の芋ようかんをバターで焼いた様子をレポートして話題を呼びましたが、「芋ようかん」フリークでありながらも同時に「きんつば」フリークでもある記者は、今回新たに「きんつば」風芋ようかん作りに挑戦してみることにしました!!

【材料】

材料は、舟和の芋ようかん、天ぷら粉、砂糖、水。

【3つのパターンを作ってみた!】

美味しくできるか分からないので、1本の芋ようかんを3つにカット。3つのパターンで焼いてみることにします。

パターン1は衣を付けてそのまま焼き、パターン2は衣を付けてバターで揚げ焼きにし、パターン3は衣を付けずにいきなりバター焼きです。
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【パターン1:衣を付けてそのまま焼く】

天ぷら粉(大さじ1)と水(大さじ1.5)、そして砂糖をひとつまみ入れて衣を作ります。
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カットした芋ようかんに衣を絡め、テフロン加工のフライパンで焼きます。
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「フライパンに衣を落としてその上に芋ようかんを乗せて焼く」という方法を繰り返します。
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6面焼いてできあがりです。
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【パターン2:衣を付けてバターで揚げ焼き】

次は、フライパンにバターを溶かして、パターン1で使用した衣を付けた芋ようかんを揚げ焼きにします。
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こちらも6面頑張って焼いてできあがりです。
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【パターン3:定番のバター焼き】

最後は衣を付けずに、過去にも当サイトで試したバター焼きにします。
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一番上品に(?)できあがりました。
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それぞれに、バニラアイスを添えて完成です。
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【実食】

パターン1(衣を付けてそのまま焼く)は、衣の存在感が薄く、残念ながら芋ようかんの味しかしませんでした。わざわざ衣を付ける意味が見当たりません。

パターン2(衣を付けてバターで揚げ焼き)は、バターの風味をしっかり含んだ衣が芋ようかんと良く合い、濃厚な味わいに。衣がスポンジケーキのような役割をして…… おっ、これは……まさかの「モンブラン」の味じゃないの!!!! 和菓子が洋菓子になるという奇跡の大変身です。 

パターン3(定番のバター焼き)は、ハイ、文句無しに美味しいです。スイートポテトのようです。

【まとめ:まさかのモンブラン風味ができた】

衣を付けずにバターで焼くと「スイートポテト」風ですが、衣を付けてバターで焼くと意外にも「モンブラン」風になりました。「きんつば」ぽくなるかなぁと思っていたら、できあがった味は和風ではなく洋風の「モンブラン」風。予想外ですが美味しいので成功です!!

今回はバニラアイスを添えましたが、生クリームを添えるともっと「モンブラン」に近づけるかも。

というわけで、衣をつけてバターで揚げ焼きにした舟和の芋ようかん「モンブラン」風アレンジ。みなさんもぜひお試しあれ。

画像・執筆=南野バンビ (c)Pouch