米テキサス州マンスフィールドに暮らすオスのシャム猫、スクーター(Scooter)。彼は1986年3月26日生まれ、30歳。今現在生きている猫の中で最も高齢であると、ギネス認定されました。

一般社団法人ペットフード協会による「平成27年 全国犬猫飼育実態調査」によれば、猫の平均寿命は15.75歳。ってことはスクーター、フツーの猫の約2倍は生きているってわけなのね!

【いつでもどこでも一緒です】

飼い主であるゲイル ・フロイド(Gail Floyd)さんは、スクーターが生まれたその日からずーっと一緒、互いに寄り添いあって暮らしています。

ゲイルさんの髪の毛で遊ぶのが好きなスクーターは、時には彼女の肩に乗って、どこへでもついていく。毎朝6時になると起こし、話をして跳びはね、彼女が仕事から帰宅するときはいつだって、ドアの側で待っている。

こうやって、その仲睦まじい暮らしぶりを聞いていると、スクーターにはもっともっと、長生きをしてもらいたくなってしまうわ……。

【長寿の秘訣は活発なこと!?】

ゲイルさんおよび、彼女の周囲の人間誰もが認めるのは、スクーターが非常に活発な猫であるという点。

これまでゲイルさんとともに、国内に50ある州のうち45を訪れたのだそうで、時折、ゲイルさんの母親が暮らしている療養所にも足を運んでいるというスクーター。新しい場所に行くことが好き、そして人が好き。そういった好奇心旺盛なところが、長生きの秘訣なのかもね!

【最も長く生きた猫の記録は「38年と3日」】

生後わずか4週で母を失い、2014年10月には足を骨折、治療を続けているというスクーターの “猫” 生は、決して順風満帆なものではありませんでした。

それでもなお、強く、前向きに生きるスクーター。ちなみに過去最高の長寿猫はテキサス州オースティンで暮らしていたクレーム・パフ(Crè me Puff)なのだそうで、記録は38歳と3日。スクーター、あなたがこの記録を更新することを、心から願っておりますよぉ!

参照元:Guinness World RecordsFacebook / Guinness World Records
執筆=田端あんじ (c)Pouch