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東京・中野に「りんご猫」だけの保護猫カフェがオープンしました。

ニャンコと触れ合える猫カフェって全国各地にありますが、今回のお店はいったい何が違うのでしょうか?

【ネコリパブリックとは?】

お店を運営しているのは、東京、岐阜、大阪、愛知にて保護猫カフェを展開している「ネコリパブリック」。東京中野店は、お茶の水店に続く都内2号店です。

このネコリパブリック、「2022年2月22日までに日本の猫の殺処分をゼロに!」を目標に掲げています。そのために運営しているのが保護猫カフェ。里親に巡り会うチャンスの少ない成長したニャンコの里親探しなどの保護活動を、カフェ利用者が楽しみながらサポートできる仕組みを作ろうとしています。

【「りんご猫」専門の猫カフェ?】

今回オープンする東京中野店の特徴は、すべてのニャンコが「りんご猫」だということ。

この聞きなれない「りんご猫」、猫エイズウイルスに感染したニャンコのことをネコリパブリックが名付けた名前。なぜ「りんご」かというと、エイズキャンペーンのテーマカラーが赤であることにちなんでいるのだそう。
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【猫エイズって大丈夫なの?】

触っても大丈夫なの?とか、伝染するんじゃあ?とか、いろいろと心配になってしまいますが、猫エイズウイルスは人や犬には感染しない、ネコ属にのみ感染する特異なもの。また、ウイルス自体のニャンコへの感染力はそれほど強くないそうです。

ニャンコ同士で触っただけでうつるなんてことはなく、すでにウイルスに感染しているニャンコの体液と健康なニャンコの体液が混じり合うことで伝染するので、ほとんどの原因が交尾もしくは流血するほどの大ゲンカだということです。

【もっと知ってもらって偏見をなくしたい】

「りんご猫」でも、しっかりと去勢・避妊手術を受けさせるなどの適切な処置を行って大事に飼えば、感染していないニャンコと同じぐらい長生きしてくれるみたい。しかし、保護されたニャンコが猫エイズウイルスのキャリアだった場合、里親探しが難航するパターンが多いそうです。

そのため、これまでにも各地の店舗で「りんご猫」専用の部屋を作り、飼い主との出会いの場を設けてきたというネコリパブリック。さらに多くの出会いの場を設け、偏見をなくし、譲渡を増やすべくこのほどオープンしたのが、「りんご猫」だけの東京中野店ということです。

普通のニャンコと変わりなく暮らせる「りんご猫」のことを、もっと知ってもらって偏見をなくしたいとの思いが詰まったお店なんですね~!

【かわいいニャンコと写真撮影できるよ!】

店内は、「ニャンコとアート」をテーマにしたフォトジェニックな空間。さまざまな壁紙が使われていて、かわいいニャンコたちと写真撮影を楽しめるんだって! 運命の出会いが待っているかもしれませんよ〜。

参照元:ネコリパブリック [プレスリリースネコリパブリックとは?あなたは猫エイズを知っていますか?]
執筆=夢野うさぎ (c)Pouch

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