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2017年2月14日。バレンタインデーの夜に放送されたTBS系ドラマ『カルテット』は終始、波乱の展開。すでに亡くなっていると思われた松たか子さん演じる巻(まき)の夫が、実は生きていたこと。夫役を演じていたのが “クドカン” こと宮藤官九郎さんだったことなど、衝撃の連続でした。

視聴者をドキドキさせっぱなしだった5話で登場したのは、「夫婦間における恋愛感情」というテーマ。

“夫と妻” という関係になると、恋愛感情はなくなってしまうものなのでしょうか。巻は夫から「愛しているけど好きじゃない」と言われたらしいけれど、それって喜ぶべき? それとも悲しむべき? 独身の私にはわかりかねるわ……さてみなさんは、どう思うでしょうか。

【「夫婦間に恋愛感情を持ち込むから殺人事件が起きる」!?】

ツイッターを中心に注目を集めていたのは、夫殺しの疑惑がある巻を追い込むため、吉岡里帆さん演じる有朱(ありす)が放った次の発言です。

「この世で1番の内緒話って、正義は大抵負けるってことでしょ? 夢は大抵叶わない。努力は大抵報われないし、愛は大抵消えるってことでしょ。そんな耳障りのいいこと口にしてる人って、現実から目を背けてるだけじゃないですか」
「だって夫婦に恋愛感情なんてあるわけないでしょ? そこ白黒はっきりさせちゃダメですよ。したら裏返るもん、オセロみたいに。大好き大好き大好き大好き大好き大好き、殺したい!って。違います?」

さらに有朱はこう続けます。「恋愛を持ち込むから、夫婦間に殺人事件が起きる」と。……既婚者のみなさん、はたしてそんなもんなんですかね!?

【ツイッターにはいろいろな意見が】

世の中の人たちは、この発言をどうとらえたのでしょうか。ツイッターをチェックしてみたところ、さまざまな意見が寄せられておりました。

「結婚しても恋してるとかのたまっている人にカルテットのありすちゃんの台詞聞かせてあげたい」
「お互いが恋愛感情を持っていたらそれはそれでいいんだけど、どっちかが無くなった時に、本当にツライ。だったら恋愛感情はない夫婦も平和でありだと思う」
「『夫婦に恋愛感情はない』というのは『男×女』の関係が『人×人』に変わってしまうからなのかなって」
「あの台詞に猛烈に腹が立ったのは、私が夫に恋をしているから」
「夫と顔を見合わせて首をかしげたが、未だによくわからないな。子供が大きくなれば、そう思うこともあるかもしれないけど」
「そんなの夫婦によるでしょ、お前に否定する権利はねぇから!と思った」
「夫婦に恋愛感情はあります!」
「恋愛感情がなくてもつづいていく夫婦もいるし、恋愛感情がある夫婦もいるんだよ、と若いアリスちゃんに知ってほしいな〜」

【既婚女性たちに聞いてみた】

みなさんの意見を見るに……「人による!」という一言に尽きるのでしょうね、きっと。

私の周囲の既婚女性たちにも聞いてみたのですが、「好きだけど恋愛感情の “好き” ではない」「家族だから、恋愛云々ではない」という非常にドライな答えが返ってまいりました。そしてもう1つ、「好きでいたいけど、(格好や体型に構わない、気遣いが足りないなど)そうさせてくれない」といった意見も……にゃるほど。

【奥さんとアツアツな既婚男性にも聞いてみた】

ちなみに Pouch 編集部には、結婚10年目、子供がいてもなお奥さんとラブラブな男性スタッフが1人います。夫婦の間に恋愛感情はあるのか尋ねてみたところ、次のような意見を聞くことができました。

「恋愛感情はあるけど、それ以上に大きな感情があると思う。いっしょに生きて行くパートナーだし、同士だし、仲間だよね。ずっと恋愛感情のままだけでいくのは疲れちゃうと思うよ」

長く生活をともにしていれば、感情も育ち、形をかえてゆく。こうしてみんなの思いを知ると、巻が夫にいわれた「愛してるけど好きじゃない」の意味が、ほんの少し理解できたような気がします。

でも私は……どうせ結婚するなら、ずーっと夫に恋していたいし、恋されていたいよ〜っ!!

参照元:TBSYouTube
執筆=田端あんじ (c)Pouch

▼6話ではいよいよ「巻夫婦の過去」が明らかに!