今や人工知能は、私たちにとって身近な存在です。スマートフォンに「ヘイ、Siri」「OK、Google」と話しかけたこと、あなたもきっとあるでしょう?

クラウドファンディングサイト「Kickstarter」に登場したのは、人工知能を持つ “デジタル共同ドライバー” 、ドイツ生まれの「クリス(Chris)」。

最新技術の音声認識機能を備えているほか、ジェスチャーにも反応。iOSやAndroidのスマートフォンと連携することで、ドライブ中でもハンズフリーでメールを送ったり電話をかけたりすることが可能に。また音楽をかけたりナビとしての役割までをも果たしてくれる、とーっても優秀な子なんですっ。

【話しかけると対応してくれるよ】

PR動画を観れば、クリスがどれだけ “デキる子” なのかが丸わかり。ってなわけで、さっそく動画をチェックしてみましょう。

シンプルな円形型の「クリス」を、フロントガラスなど車内の好きな場所へ設置したら準備は完了。「ハーイ、クリス!」と、ドライバーがさっそく話しかけました。

ドライブをスタートさせるや否や、「オフィスに行くの?」と尋ねてきたクリス。「そうだよ」と答えると、目的地に到着するまでにかかる時間を教えてくれましたよ。サンキュー、クリス!

さらに「音楽をかけて」と話しかけるとラジオを起動させてくれましたが、少々音量が小さいようです。ここで必要になってくるのがジェスチャーで、ドライバーが手を遠ざけるとボリュームがアップし、近づけるとダウン! なにこれ、超未来的なんですけども~~~!!

【ハンズフリーなのに、メールも送れるし電話もかけられる!】

その後メールが届いたのでお知らせして、音声で読み上げてくれたクリス。「ランチに行かない?」というお誘いに対して、待ち合わせの場所と時間を口頭で伝えたドライバー。クリスはその声をしっかりと文章化し、相手にメールを送ってくれました。

なおメールは、SMSにEメール、フェイスブックメッセージなど、多岐に渡って対応しているようですよ。

また、電話をかけたいときはアドレス帳を表示してくれるクリス。相手の名前「ピーター」を口頭で告げると「ピーターは3人います」と答えが返ってきて、1人ずつ画面に表示してくれたので、ジェスチャーで画面をスワイプ。電話をかけたかった「ピーター」を無事に見つけ出すことができ、電話をかけることができました~!

【ナビもしてくれて至れり尽くせり♪】

……とまあこのように、音声とジェスチャーで伝えると即、要求に応えてくれます。渋滞情報や最短ルート、ガソリンスタンドや駐車場の場所も教えてくれるので、これ1台あれば従来のナビも必要なさそうです。

1度使ったらその便利さにヤミツキになってしまいそうなクリスは、現在は英語とドイツ語のみに対応しているよう。目標支援額の5倍以上も集めていて大盛況なようなので、市場に出回る日もそう遠くはないかも? そうなった際にはぜひとも、日本語版を作ってほしいですね♪

参照元:Kickstarter
執筆=田端あんじ(c)Pouch

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