年齢を重ねれば重ねるほど、出会いの機会が減ってゆく……。そんな気がしてならない30代の私です。周囲の友人から出会いの場としてよく聞くのは、「友人の紹介」そして「職場が同じ(あるいは取引先、出入り業者)」

自分の場合は、同じ職場だとなんやかんやあって別れた後に気まずいと思ってしまうので、まず職場の人は恋愛対象にはしませんが、取引先の人や出入り業者の人と付き合ったことは何度かありました。さてみなさんは、どうでしょう?

【みんなけっこう「社内恋愛」してるのね】

メディケア生命保険会社が、全国の20歳から29歳の社会人歴5年未満の若手500名、さらには40歳から59歳の社会人歴15年以上のベテラン500名、合計1000名を対象に行った調査を見ると、社内恋愛している人の割合が想像以上に多くてびっくり!

たとえば「社内恋愛の経験があるかないか」という質問に対し、「ある」と答えた人は若手で24.0%ベテランで43.6%(!)と、相当数いるようです。

ベテランともなると、会社にいる時間も生きてきた年月も長いのでまだわかりますが、若い世代でも4人に1人は社内恋愛を経験しているとは……。やはり一緒にいる時間が長かったり距離が近かったりすると、恋心も生まれやすくなるんでしょうかね?

【そもそも社内恋愛はアリなのか?】

社内恋愛をしたことがあるかどうかではなく、そもそも社内恋愛はアリなのかナシなのか? という質問もあったのですが、「社内恋愛はアリ」「仕事や人間関係に影響がなければ、アリ」と答えた人は、若手が85.6%ベテランは89.4%

話しをもっと進めて「社内結婚はアリかナシか」という質問に対しては、「アリ」と答えた若手は87.8%ベテランは91.6%となっておりました。

【若手「条件つきなら社内恋愛も社内結婚もアリ」】

調査結果だけ見ると、若手もベテランも、社内恋愛や社内結婚はほとんどが肯定派のようですが、さらに内容を見ていくと、話はそう単純ではないようなんですよね。

社内恋愛も社内結婚も、条件なしにアリと考えるのは、若手よりもベテランのほうが多いという結果。逆に、 仕事や人間関係に影響がなければアリと考えるのは、ベテランよりも若手のほうが多いということがわかりました。

しかしながら「社内結婚をした2人が同じ職場で働き続けるのはアリかナシか」という質問には、若手の肯定派は83.2%、ベテランは77.4%で、若手のほうがやや多い結果となっていたのでありました。

正直、若手のみなさんのほうが、後先をきちんと考えているように見えるような……。

【「職場が出会いの場」というカップルは実際多い】

昔よりも出会い方が増えたとはいえ、会社で出会って恋に落ち、結婚までたどり着いたというカップルは周囲にもたくさんいますし、「社内恋愛からの結婚」コースは、なんだかんだ言っても今の世の中における多数派なのかもしれませんねぇ。

わざわざ外に出会いを求めて探しにいかなくてもいいし、仕事の実情がわかるからお互いの大変さが理解できるし、普通はなかなか見ることのできない “仕事での顔” を見ることができる。そう考えると職場って、これ以上ないほど出会いの場に最適なところなのかも?

参照元:プレスリリース
執筆=田端あんじ / 画像=Pouch (c)Pouch
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